それはハッピーエンドなんだ

脱・フリーランス!起業した30代独身男の写真や音楽、生活や旅のおはなし

写真で振り返る四国八十八ヶ所 お遍路 逆打ち旅 #7


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ひとまず旅の振り返りはこのあたりで終わりにしようと思います。

高知市内を出て室戸岬に向かい、室戸岬で弘法大師が開眼した地で

朝日を眺め、ぼくたちは徳島へ向かい1番札所を目指しました。

 

 

 

 

クロスバイクで四国を一周してみよう!【完】

 

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高知市内を出て、ぼくたちは室戸岬を目指します。

 

室戸岬は最後の難関!(だと思っていた)

 

もう岬はこりごりだよ〜と、足摺岬のときに思っていたんですけど

 

室戸岬までは距離はあったけど、あんまり苦しくなかった。

 

辛い坂や山があったわけじゃなく、右側にはずっと海があるところを

 

永遠と走ってたから、もうこの頃にはLSD(ロングスローディスタンス)も板についていて

 

長い距離をゆっくり走るということを楽しんでいました。

 

 

 

ひたすらに海

 

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室戸岬に向かう間ずっとぼくの右手には海があって

 

気持ちの良い潮風に吹かれながら自転車をこいでいた。

 

もう室戸岬についたら難関はないとこのときは思っていたので

 

スイスイという調子。(あとで焼山寺という最後の山の難関があることを知る)

 

このキラキラ光る水平性をちらりと眺めながら室戸岬を目指した。

 

 

 

月明かりしか見えなくたって

 

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室戸岬で朝日をみるために、夜は室戸岬でテントをはることにしていた。

 

夜、温泉につかって自転車でテントをはる場所を探すのにフラフラしているとき

 

ぼんやりと灯す月明かりに照らされた水面が眼前に広がった。

 

頭の中でスタンドバイミーの曲が流れた。

 

”月明かりしか見えなくたって、怖がることなんかないよ”と

 

Ben E KINGが歌っていた。

 

僕たちは言葉を交わすことなく、灯りに照らされていた。

 

 

 

 

この日の夜、スーパーで食材を買っていたので

 

この月を眺めながら外で鍋をつついた。

 

最後に締めの麺まで入れて食べた

 

とても美味しかった、最高の夜だった。

 

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室戸岬の夜

 

 

 

 

 

開眼

 

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1000年以上前、この土地で弘法大師さんが開眼した

 

どこで朝日を眺めるのが正解なのかわからなかったぼくたちは

 

前夜、近くの民宿 室戸荘を尋ねた。

 

(本当は割り箸がなかったので譲っていただきたいとお願いをしに行ったのだが)

 

そこで、朝日を眺めるつもりでいることを伝えると

 

そこの民宿のお母さんが丁寧に教えてくれた。

 

「御厨人窟で弘法大師は悟りを開いたとされているけど

 

 実際は違うんじゃないかって話があるんです。1000数年前はもっと地層が低いですから

 

 あの場所だと海の中なんじゃないかって。だからそこからちょっと前にいった、そこの海岸のところで

 

 悟りを開いたんじゃないかって言われていたりするんですよ。

 

 そこに寝っ転がってね、眺めているといいですよ

 

 ころんと寝てみると星しか見えないんです

 

 そこで弘法大師さんは宇宙と一つになった、悟りを開いたとされているんですね」

 

自分の中に宇宙があって、また自分も宇宙の中にいると

 

そんなような話を民宿のお母さんから聞いた。

 

まさにぼくたちが朝日を眺めているこのあたりに

 

弘法大師さん、いたんですかね。

 

 

 

 

ただいま徳島

 

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室戸岬での朝日を眺め

 

あたりのお寺さんでの納経を全て終わらせたぼくたちは

 

お遍路スタートの地でもある徳島へ戻ってきました。

 

とにかく室戸岬から徳島までは長い距離だったので

 

のんびりと走り、最後の土地徳島のお寺さんを全て制覇します。

 

この夕暮れを毎日みていたけれど

 

あと少しでこの旅も終わってしまうと思うと少し寂しい気もしはじめていました。

 

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最後の難関 焼山寺、そして第一番 札所 霊山寺 、八十八ヶ所制覇!

 

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室戸岬から徳島県内に入った頃

 

台風の知らせ。かなり影響がありそうな予報なので

 

徳島県内ではゲストハウスへ宿泊することに。

 

そちらのゲストハウスではみなさん男性のスタッフさんで

 

いろんな出会いがあり、楽しい夜を過ごしました。(みんなでお酒を飲んだ!)

 

台風が来る前に最後の難関 焼山寺を制覇し

 

第一番札所 霊山寺もいくことができたのでこれで八十八ヶ所 お遍路終了となります。

 

フィルムカメラではそのあたりの写真を撮影していなかったので

 

また別の機会に写真を載せていこうと思います。

 

ちょうど八十八ヶ所のお遍路が終わったその日の夕方から

 

ひどい雨で台風の影響がすごくなってきたんだよね。

 

いや〜本当、いつもタイミングや間が悪いぼくらでしたが

 

最後はどうにかキメきりました!

 

 

お遍路は1400kmぐらい?

 

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ぼくたちは最終的には四国一周お遍路と

 

そのほかにも大阪いったり、京都へいったりしたので

 

距離がのびましてだいたい1900kmくらい走りました。

 

だいたい四国一周お遍路だったら1400kmってところなんですかね。

 

とにかくとても贅沢で最高の旅になりました。

 

はじめのころはリタイヤがずっとあったし、苦しかったけど

 

後半はその辛さも楽しめるようになっていたので

 

これがお遍路というものか、と実感しています。

 

やっぱり、お遍路は修行ですから肉体だけじゃなく

 

精神もかなり鍛えられました。

 

最後の焼山寺なんていうのはだいたい標高800mぐらいあって

 

かなり急勾配なところもあったんですけどね、一度も降りずに登り切りました。

 

かなり苦しかったんですけど、あれは楽しかったな。

 

やっぱりチャレンジすることは大事。

 

やればできるってことは世の中たくさんあります。

 

ひとまず、写真で振り返るお遍路旅は終わりです。

 

まだ現像していないフィルムもあるのでそれもまた機会があれば..!

 

 

 

最後

 

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お遍路終わってから、ぼくはデニムを求めて岡山へ

 

岡山の児島へ行きデニムストリートを堪能

 

その翌日には徳島に戻ってきてフェリーに乗って和歌山へ

 

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和歌山の高野山へ行き、奥の院へお礼参りをしました。

 

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高野山の奥の院でお礼参りを終えたら

 

そのまま電車で和歌山を一旦経由して、電車で大阪へ。

 

自転車は電車に載せての移動です。

 

大阪で一泊してから、京都へ50km走り

 

京都の東寺で全てのお遍路を終わらせるために成満証なるものをもらいに行って

 

この旅、全て完了としました。

 

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本当に長いようで短い一ヶ月旅でしたね,,,

 

 

旅を終えて二週間が経ちましたが

 

改めてこうやって写真を眺めていると「旅、行きたい。」となりますね。

 

次は何をしようか、どこへ行こうか。

 

でも来年は山にのぼろっかって話も出ていたりするので

 

どうなることやら、、、

 

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!!

 

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