それはハッピーエンドなんだ

フリーランスを卒業して起業した30代独身男の、写真と音楽と旅と日常の記録。

四国八十八ヶ所お遍路逆打ち旅 #4|しまなみ海道・大島で出会った人と島レモンの記憶


四国八十八ヶ所お遍路逆打ち旅 #4 しまなみ海道篇の写真

四国八十八ヶ所お遍路逆打ち旅の写真を、引き続き振り返りながら掲載していきます。

今回は、写真で振り返る四国八十八ヶ所 お遍路 逆打ち旅 #4です。

#4では、お遍路旅の途中で立ち寄ったしまなみ海道の写真を中心に振り返っていきます。

毎日お寺を目指して走っていたぼくたちにとって、しまなみ海道は少しだけ旅の空気が変わる場所でした。

サイクリストの聖地。

海と島と橋。

そして、大島で出会ったくにしげさん。

この旅の中でも、大島で過ごした時間は本当に印象に残っています。

自転車で走った景色も、人との出会いも、島レモンの味も、今でもよく覚えています。

四国お遍路、逆打ち、自転車旅、しまなみ海道、大島。

そのあたりに興味がある方に、少しでも旅の空気が伝われば嬉しいです。

 

 

クロスバイクで四国を一周してみよう!【#4 しまなみ海道篇】

 

しまなみ海道へ向かう四国お遍路逆打ち旅の道中写真

 

前回の記事、#3からの続きです。

 

www.happyendnanda.com

 

愛媛に入り、今回の旅の目的のひとつでもあったしまなみ海道へ向かいました。

毎日、お寺を目指す日々が続いていました。

納経時間を気にしながら走って、次の札所へ向かって、また走る。

そんな日々だったので、サイクリストの聖地であるしまなみ海道では、少しのんびりする予定にしていました。

四国お遍路の旅でありながら、しまなみ海道に入ると、旅のモードが少し変わります。

お寺を目指す旅から、海と島と橋を楽しむ旅へ。

もちろん自転車で走っているので、体は相変わらずきついのですが、それでも景色が変わるだけで気持ちも少し軽くなります。

大島では、ものすごくお世話になった方もいます。

その方との出会いや、島で過ごした時間についても書いていこうと思います。

 

今治からしまなみ海道へ

今治からしまなみ海道へ向かう自転車旅の写真

ぼくは、この旅のスケジュールをほとんど管理していませんでした。

その理由は、少し先のことを考えると結構しんどくて、それをこなしていく自信がなかったからです。

こんなことを書くと恥ずかしいのですが、本当に毎日かなり辛かったんですよね。

今日のことだけを考える。

今いる場所から、次のお寺まで。

次のお寺から、今日の寝床まで。

それ以上先のことを考えると、気持ちが折れそうになる。

だから、あまり先のスケジュールを見ないようにしていました。

でも、それがあまり良くないことだというのも、今治あたりでは身体に染み付いてきていました。

辛くなるような心持ちにならないように努めていこう。

そう思いながらの、今治からのしまなみ海道でした。

マシンのせいにしたり、自分のスタミナのせいにしたり。

なんかいろいろ想うところがありました。

でも、本当に身体でわかってきたのは、もう少し先でした。

「自分に与えられた条件のなかでベストを出せるように努めること、無理をしない程度に」

この感覚は、旅の後半に向けてかなり大事になっていきました。

誰かと比べることでもなく、理想のスケジュール通りに進むことでもなく、今の自分の状態でできることをやる。

自転車旅って、そういうことを身体で教えてくれるものなのかもしれません。

 

夕暮れの空は拡がる

 

しまなみ海道 大島へ向かう夕暮れの空

 

ひとまずお遍路を中断し、しまなみ海道に入りました。

大島に到着する予定は夕方にしていました。

ただ、意外に遅くなってしまい、空には夕暮れが拡がっていました。

星がどんどん降ってくるような時間です。

しまなみ海道、大島では、友達の兄が以前に一度お世話になった方がいるようでした。

その方に、今回ぼくたちを宿泊させてくれないかと事前に相談してくれていて、ありがたいことにOKをもらっていました。

なので、その方に迷惑にならないよう、なるべく早めに家まで到着したいところでした。

でも、予定の時刻はゆうに過ぎていました。

自転車旅では、予定通りにいかないことがたくさんあります。

距離だけ見れば行けそうでも、坂があったり、風が強かったり、疲労が溜まっていたり、道に迷ったり。

そのひとつひとつで、予定は少しずつズレていきます。

夕暮れの空はきれいでした。

でも、きれいだなと思う気持ちと、早く着かないと申し訳ないという気持ちが同時にありました。

 

宇宙みたいな大島の夜

 

しまなみ海道 大島の夜空と星空

 

大島でお世話になる方の家に到着したのは、19時を回っていました。

「すみません、遅くなってしまって……」

そう伝えると、笑いながら、

「だいじょぶだいじょーぶ、ほれはいんな」

と家にあげてくれました。

玄関には靴がたくさんありました。

どうやら、ぼくたちの他にも誰かいるらしい。

荷物を自転車から外しておうちにお邪魔すると、6名でテーブルを囲んで食事をしているようでした。

話を聞くと、愛媛にある大学の先生と、そのゼミの生徒さんたち。

そして、今回宿泊させてくれることになったくにしげさんと奥さん。

合計6名のようでした。

くにしげさんは、

「とにかくまずシャワーあびろ!」

とお風呂を貸してくださって、その後、みんなでプレートを囲んで焼肉。

学生さんたちがいろいろと食事の準備をしてくれたりして、本当にありがたかったです。

大学の先生ともいろんな話をして、くにしげさんともたくさんお話をしました。

食事を済ませ、そこそこの時間になると、くにしげさんは別宅へ帰宅しました。

学生さんと先生、ぼくたちは別の部屋で眠ることにしました。

夜、星がたくさん降っているんだろうなと思って外へ出たら、案の定、42mmの画角ではおさめられないほどの無数の星たちが降ってきていました。

大島は静かで、誰もいなくて、たまに通る車にひかれそうになるぐらい、夜になると外灯も人も少ない。

だから、この星空なんだ。

そう思いました。

この旅では何度か星空に救われています。

大窪寺の夜もそうでした。

そして、大島の夜もまた、忘れられない星空でした。

 

ともだち

 

しまなみ海道 大島で過ごした夜と自転車旅の友達

 

くにしげさんとその奥さん、先生とゼミの子たちとの夜はとても楽しかったです。

みんながお酒を飲んでいたわけではありません。

でも、ワイワイガヤガヤしていて、人のつながりってああやって深めていくんだなぁと思いました。

 

大島で泊めてもらった家に並ぶ自転車と旅の荷物

 

夜、片付けをしたり、荷物を整理したりしながら、すぐに眠りにつきました。

翌朝、襖を開けると、自転車が二台並んでいるのが見えました。

友達の自転車には、使わないテントと寝袋がくくったままだったのが印象的でした。

この旅で、また友達のことを知れた部分もありました。

自分でも反省することもありました。

それがとても良い旅だったと思います。

付き合いが長いから、どこかで知った気でいることも多くなっていました。

でも、過酷な毎日というと少し大げさに聞こえるかもしれませんが、そんな日々の中でわかることもあります。

改めて知れた部分がありました。

長い時間を一緒に過ごす。

疲れているときも、楽しいときも、余裕がないときも一緒にいる。

そうすると、普段は見えない部分が見えてきます。

自分の弱いところも、相手の強いところも、逆に自分が気をつけないといけないところも。

大島で迎えた朝に並んだ二台の自転車は、そんな旅の時間を象徴しているように見えました。

 

大島のくにしげさん

 

しまなみ海道 大島でお世話になったくにしげさん

大島のくにしげさん



「ほんならな、おまえらまた遊びにこいよ

ほんでな、またどこかへ行ったなら“大島”を宣伝してくれたら嬉しいわ

大島にはな、島四国っちゅーのがあってな

今度それをみんなで一緒に歩こうってイベントをやるんじゃ

おまえらも来たらええのに

まぁ、まだおまえらもこれから旅が続くわけじゃから

とにかく最後まで気をつけてな、また大島必ず戻ってこいよ

ほんなら、もっといろいろ見せちゃるわ」

 

愛媛の大島で出会ったくにしげさんとのお話は、すごく印象的な話ばかりでした。

本当に楽しかった。

ぼくが笑って、くにしげさんの話を聞いていると、しきりに手を叩いて、

「なにがおもしろい!?」

と笑ってぼくに確認してくる姿。

ぼくがくにしげさんのことを「すごいパワフルだなぁ」と笑っていると、

「な〜にがパワフルじゃ、全然パワフルじゃないわ〜。とにかく食え〜肉!野菜!ガハハ」

と、お酒でも飲んでいるのかとこっちが勘違いしてしまうほど、何もかも飲み込んでしまうような笑い声でぼくたちを楽しませてくれました。

あの日の夜、みんなで食事をしていたときに話していたこと。

その翌日、くにしげさんの家に二日間お世話になった夜、

「おまえらがおると思ってな」

とバイクで会いに来てくれた時に話したこと。

旅立ちの朝、

「あっこのバス停で待っとるわ〜」

とお見送りもしてくれたときの時間。

全部、鮮明に覚えています。

くにしげさんの住まいは、ぼくたちが借りた家から少し離れたところにありました。

学生さんたちが帰った翌日の夜も、ぼくたちのところへ来てくれて、いろんな話をしました。

「これはな〜〜〜笑 おまえらにしか話さんぞ〜〜」

そう言いながら笑って話してくれた、あれやこれのいろんな話は忘れません。

すっごく楽しかった。

その時、ぼくが、

「くにしげさん、写真撮らせてください!」

と言ったら、ニヤッと笑って、

「ええぞ」

と撮らせてくれました。

 

愛媛に行ったら、ぜひしまなみ海道を通って大島へ。

大島で「くにしげさん」と言えば、きっとくにしげさんに会えます。

そして、いろんなことを教えてくれるでしょう。

くにしげさんはそういう人でした。

本当に大切なことを知っている人。

人と人との繋がりの重要性や、人との会話やコミュニケーションが大事だということを、いちいち口にしなくても教えてくれる。

そんな方でした。

必ずまた大島へ行きます。

また会いたいです。

ちょっと強面だけど、めちゃくちゃ優しくて面白いくにしげさん。

初日は食事をたんまりとご馳走になり、家には二日間も滞在させてもらって、本当にありがとうございました。

 

大島でお世話になったくにしげさんとの思い出

 

「何人でもタダで泊めてやる、食事だって出す

そりゃ〜たくさんきたらこっちも大変なことだってあるわな〜

でも、結局これがな大事なんだ、なんでも誰でも家に来て飯食って話したら

なんとなくその人がわかってくるもんだ

そんなやつがまたここに来てな、いろいろやってくれたりするんだよ

だから大変でもな、人が来たら飯食わせて、布団出してやるんだ」

笑いながら、おっとこまえ〜!なことを言っているくにしげさんの笑顔が、このブログを書いている今も鮮明に映し出されています。

愛媛は大島のくにしげさんは、本当にありがたい方でした。

東京の青学や日大の大学生の子たちも、たくさんお世話になっているようです。

くにしげさんの事務所に行ったときに、大学生たちが寄せ書きをしたのぼりや写真があって、少し話を聞きました。

何十人もの大学生を預かって、大島を知ってもらったりしているんだって。

くにしげさんに会いたいな〜。

コロナが落ち着いて大学生たちがドッと行く時に、ぼくも参加しようかなって、こそこそ考えています。

 

島レモン

 

しまなみ海道 大島で食べた島レモンアイス

 

大島、本当にいいところでね。

しまなみ海道をサイクリングしているときに食べた「島レモンアイス」もうまかった。

これはめちゃくちゃうまいので、激推し!です。

自転車旅をしていると、こういう小さな食べ物の記憶がずっと残ります。

疲れているときに食べた甘いもの。

暑い日に飲んだ冷たい飲み物。

その土地で食べたもの。

どれも旅の記憶とセットになっています。

島レモンアイスは、しまなみ海道と大島の記憶そのものみたいな味でした。

しまなみ海道や大島を旅するなら、島の食べ物もぜひ楽しんでほしいです。

 

しまなみ海道や大島を旅したい方へ

しまなみ海道は、自転車旅をする人にとって一度は走ってみたい場所だと思います。

海、橋、島、港、夕暮れ、星空。

そして、そこで出会う人たち。

ただ走るだけではなく、島に泊まったり、島の人と話したり、食べ物を楽しんだりすると、旅の記憶はぐっと深くなります。

しまなみ海道を自転車で走るなら、ルート確認や装備の準備も大切です。

ガイドブックや地図、自転車用ライト、モバイルバッテリー、レインウェアなどは、事前に確認しておくと安心です。

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また、大島には「島四国」と呼ばれる文化もあります。

くにしげさんが話してくれたように、島を歩き、島を知る旅もいつかしてみたいと思っています。

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✅まとめ|#4はしまなみ海道と大島、そしてくにしげさんの記憶

今回は、写真で振り返る四国八十八ヶ所お遍路逆打ち旅の#4として、しまなみ海道と大島で過ごした時間を振り返りました。

毎日お寺を目指して走っていた旅の途中で、しまなみ海道に入ったことで少し空気が変わりました。

今治から大島へ向かい、夕暮れの空を見ながら走り、夜にはくにしげさんの家に泊めていただきました。

大島の星空、学生さんたちとの食事、友達との時間、そしてくにしげさんの言葉。

どれも、この旅の中で忘れられない記憶です。

「人が来たら飯食わせて、布団出してやるんだ」

そんなふうに笑って話してくれたくにしげさんの姿は、今でもはっきり覚えています。

しまなみ海道は、ただ走るだけでも素晴らしい場所です。

でも、そこで出会う人や、島で過ごす時間が加わると、旅はもっと深くなります。

大島には、必ずまた行きたいです。

#4はここで終わりです。

次回も、四国八十八ヶ所お遍路逆打ち旅の続きを写真と一緒に振り返っていきます。

 

【 #4 完 】

 

 

 

今回も最後まで読んでくれありがとうございます。

 

このブログは旅のお話やカメラ、写真のお話

 

フリーランスから起業した30代独身男のブログとなっています。

 

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#しまなみ海道 #大島 #自転車旅