2020年9月15日〜10月15日のあいだクロスバイクで走った1900km
四国お遍路八十八ヶ所旅について写真をみながら振り返っています。
前回の#1からの続きになります〜今回も最後まで見てもらえたら嬉しいです
クロスバイクで四国を一周してみよう!【つづき】
前回の記事、#1からの続き
第八十八番札所 大窪寺の駐車場でテントを張って初日を終えたぼくたちは
翌朝早朝から準備をはじめ出発することにしました。
逆打ち旅なのでぼくたちは1番札所を目指すことになっているのですが
この時、ちょうど車遍路で順打ちしていた人と早朝にお会いして
少しだけお話した。
「ここで最終ですか?」
「いえ、ぼくたちはこれから1番を目指します、逆打ちなので」
「そうですか、私は今日で終わりなんです、車で一週間かかりました。
大変なところもあると思うけど、頑張ってくださいね」
既に昨夜、リタイヤがよぎりまくっていたぼくからすると
「そうでしょうね」と苦笑い気味で返答することしかできなかった。
だって、ぼくたち自転車なんですもん。
屋島寺
第84番札所 屋島寺へ向かう坂道の途中で撮った一枚
余裕がないときに休憩がてらで写真を一枚撮りました。
なんてことない一枚なんですけど、この写真から高さわかるかなと思います。
屋島寺さんは街から少しあがったところにある山のてっぺんにあるお寺さんで
これがなかなかキツかった、2日目のぼくはまだ
山、坂との向き合い方が全然ダメでただただ辛いだけの時間でした。
みどり
この旅初日、二日目〜...
旅がはじまってだいたい一週間ぐらいは結構毎日しんどいのと
辛いという感情が強くあって写真を見返してもよくわからない写真ばかり..
自転車にカメラを入れて、はっ!と思った時に写真を撮るようにしていたんだけど
見返してみたら、なんだろうこれっていうのがたくさん...
iPhoneは常にポケットに入れていたのでサッと写真が撮れたのだけど
フィルムではそうもいかず、不思議な写真ばかりです...
遍路道中
まだこの写真のような道はすごく良くて
遍路道っていうのはもっと、獣道なんですね
舗装されていない道ばかりを歩いていくんです
「まむし注意」なんて看板もあったりする
道無き道を突き進む感じなんです。
ぼくたちは自転車で移動なので基本的には遍路道ではなく車道を走ります。
でも、たまに遍路道を行った方が良いところもあったりするので
そのときは遍路道をザグッザグッと音をたてて歩いていくんです。
だいたい靴に小木が入ってきたりしてね、それはもう不快なんです..
空ばかりみていた
よくよく写真を見返していると「道」とか「空」とかそんな写真ばっかりだった。
でも、そうか、そうなんだよ、よく考えてみたらだいたいそんなもんしかないんですよ。
毎日自転車でだいたい70km〜120kmあたりを走っていたんだけど
いつもあるのは「道」と「空」と
「太陽」と「ぼくたちをおいて走り去る車」
時々「雨」
雨のときが最悪で、空を眺めてんじゃなくてずっと道路の白線を眺めてた
上を見るわけにはいかないのでずぶ濡れで道路の白線眺めて走ってた。
お遍路中ずっと、「そうだ、白線(路上)の写真を撮ろう」って思っていたんだけど
結局、最後まで撮らなかった。撮れる機会はあったんだけどね
なんか、下をむいて走ってるとき結構つらいときが多かったから
それはいいやって、どっかで思っていたのかな。
朝一番のお寺
夜、眠るのはだいたいお寺さんの目の前でテントをはって
朝、6時〜6時半には起きて準備をし
お寺さんの納経所が開く7時には活動するというルーティンで活動していた。
17時に納経所がしまってしまうので、お遍路は朝7時〜17時まで。
毎日、そんな生活をしていたんだけど
テント生活っていうのはなかなか酷で、からだが毎日バキバキになっていった。
夕方17時のチャイムが鳴るとフジファブリックの曲が脳内再生されていたんだけど
お遍路中は「お遍路終わりですよ」って教えてくれてる
そんな気にさせてくれる毎日だった。
いつもその後に現在地から近いお風呂屋さんを探しては
汗を流して、携帯の充電をさせてもらうお願いをしていた。
【 #2 完 】
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