
RICOH GR IVを持って、週末の東京を歩いてきました。
原宿駅からスタートして、下北沢を経由し、最後は幡ヶ谷駅まで。
今回は写真を主役にしながら、Lightroomで作ったモノクロプリセットと、僕なりの森山大道さんへのリスペクトについて書いていきます。
- RICOH GR IVを持って、原宿から幡ヶ谷まで歩いた
- 今回の撮影ルート|原宿、下北沢、幡ヶ谷
- GR IVで撮る東京スナップ
- Lightroomでモノクロ現像プリセットを作った
- 森山大道さんへのリスペクトと、モノクロ写真への向き合い方
- 原宿から下北沢、幡ヶ谷までのモノクロスナップ
- GR IVは「写真を撮るために歩く」カメラだと思う
- モノクロで撮ると、東京の見え方が変わる
- まとめ|GR IVを持って歩く東京は、やっぱり楽しい
RICOH GR IVを持って、原宿から幡ヶ谷まで歩いた

この日はRICOH GR IVだけを持って、原宿から下北沢、そして幡ヶ谷まで歩きました。
週末の東京です。
原宿は人が多く、下北沢もかなり混んでいました。
特に下北沢周辺は人が多すぎたこともあり、あまり撮りたいと思える風景に出会えず、写真は少なめです。
ただ、そのぶん歩きながら、自分がどんなものに反応しているのかを考える時間になりました。
店の看板、路地、ガードレール、光の入り方、影、壁の質感。
そういう何気ないものを、GR IVで拾っていくような時間でした。
GRシリーズの良さは、やっぱり「歩きながら撮れること」だと思います。
構えすぎない。
大げさにならない。
でも、撮りたいと思った瞬間にはちゃんと手の中にある。

これはスマホとはまた違うし、大きなカメラとも違う感覚です。
RICOH GR IIIやGR IVが気になっている人にとって、この記事が少しでも背中を押す内容になればうれしいです。
今回の撮影ルート|原宿、下北沢、幡ヶ谷

今回のルートは、原宿駅から歩き始めて、下北沢を経由して、幡ヶ谷駅まで向かうコースです。
東京を歩くとき、僕は目的地だけを決めて、細かいルートはあまり決めすぎないことが多いです。
Googleマップを見ながら最短距離で移動するというよりも、なんとなく良さそうな道を選んで歩く。
この感じが好きです。
原宿はとにかく人が多い。
でも、メインの通りから少し外れると、急に静かな場所に出会えたりします。

下北沢は街としては好きですが、この日は人が多く、僕が撮りたいと思う風景にはあまり出会えませんでした。
もちろん、人が多い街には人が多い街なりの写真があります。
ただ、この日は自分の気分と街のリズムが少し噛み合わなかったのかもしれません。
幡ヶ谷へ向かう道では、少しずつ人の密度が落ちていき、街の余白みたいなものが見えてきました。
こういう瞬間に、GR IVを持っていてよかったなと思います。
大きなカメラを出すほどでもない。
でも、ふとした風景を残しておきたい。
そういうときに、GRシリーズは本当に強いです。
GR IVで撮る東京スナップ

ここからは、今回撮影した写真を中心に掲載していきます。
すべてRICOH GR IVで撮影し、Lightroomでモノクロ現像しています。
今回の写真は、きれいな観光写真というよりも、歩いている途中で引っかかったものをそのまま拾ったようなスナップです。
ピントが甘いものもあります。
ブレているものもあります。
でも、今回はそういう「あれ」や「ボケ」も含めて、自分の中では大事にしたいと思いました。
森山大道さんへのリスペクトを前提に、自分なりに東京の街をモノクロで見つめてみた記録です。






Lightroomでモノクロ現像プリセットを作った

今回の新しい試みとして、Adobe Lightroomを使ってモノクロ写真に仕上げています。
普段の僕は、あまりモノクロ写真に現像することが多くありません。
モノクロフィルムで写真を撮ることも、これまではそこまで多くありませんでした。
ただ、近年になって、個人的にモノクロ写真に対する考え方がかなり変わってきました。
色を排除する。
それだけで写真の見え方は大きく変わります。
カラー写真では、被写体だけでなく、色の組み合わせや全体の配色、空気感、トーンのバランスまで意識することになります。
もちろんそれも写真の楽しさです。
でも、どうしても頭で考えて撮る写真になりがちだなとも感じていました。
一方でモノクロ写真は、色情報を削ぎ落とします。
そうすると、残るのは被写体、光、影、構図、質感です。
ものすごくシンプルになる。
でも、そのぶん逃げ場がない。
今回、自分でLightroomのモノクロプリセットを作りながら、改めてその面白さを感じました。

きれいに整えるというより、少し荒く、少し強く、あれやボケも許容するようなプリセットです。
森山大道さんへのリスペクトを前提に、自分の写真でも少しだけ強さやエネルギーが出せないかと思いながら現像しました。
もちろん、同じものを撮れるなんて思っていません。
でも、自分の写真の中に少しでも熱のようなものを感じられたのが、今回とても嬉しかったです。
森山大道さんへのリスペクトと、モノクロ写真への向き合い方

過去の記事でも書いていますが、僕は森山大道さんの写真が好きです。
森山大道さんのスナップ写真には、強い影響を受けています。
森山大道『昼の学校 夜の学校+』感想|写真を撮る意味と“量のない質はない”という言葉 - それはハッピーエンドなんだ
展示や写真集でいろいろな方のモノクロ写真を見る機会はあります。
でも、森山大道さんの写真には、他の写真とは違う強さやエネルギーを感じていました。
その違いは何なのか。
ずっと考えていました。
もちろん、技術だけの話ではないと思います。
森山大道さんが歩んできた歴史、時間、時代。
それらすべてが写真の中に内包されているのだと思います。
その時間は誰にも奪えないし、誰にも置き換えられません。
森山大道さんが森山大道さんである理由は、そこにもあると思っています。
だから、僕のような後の世代が同じように撮れるわけではありません。
比較することでもないと思います。
でも、僕もこの10年ほど、本気で写真に向き合ってきました。
いろいろな場所に行き、絶えず写真を撮ってきました。
その時間の積み重ねは、自分の中にも確かにあります。
今回、モノクロ写真に向き合いながら、自分もこれからもっと引き算の美学のようなものを写真でやっていきたいと思いました。
色を足すのではなく、削ぎ落としていく。
情報を増やすのではなく、残ったものを見つめる。
それは、僕が好きなロックやパンクにも近い感覚かもしれません。
上塗りして豪華にしていくかっこよさではなく、削ぎ落とした先にある強さ。
シンプルで、荒くて、でもなぜか惹かれるもの。
そういう写真を、これからもっと撮っていきたいです。
原宿から下北沢、幡ヶ谷までのモノクロスナップ

ここからは、写真を続けて掲載していきます。
原宿から下北沢、幡ヶ谷まで歩きながら撮った東京の断片です。
GR IVはポケットに入るサイズなのに、こういうスナップをしっかり受け止めてくれるのが良いです。
撮ろうと思った瞬間に取り出して、すぐ撮れる。
この速度感は、スナップ写真ではかなり大事だと思います。


GR IVは「写真を撮るために歩く」カメラだと思う

GR IVを持って歩いていると、写真を撮るために街を見るようになります。
これはかなり大事な感覚です。
スマホでも写真は撮れます。
でもスマホは、写真以外の情報が多すぎます。
通知が来る。
SNSを見る。
地図を見る。
メッセージを返す。
写真を撮っているつもりでも、すぐ別のことに意識が流れてしまいます。
GR IVはカメラです。
写真を撮るための道具です。
それをポケットに入れて歩くと、街との距離が少し変わります。
大きな一眼レフやミラーレスのように、撮影している感が強すぎないのも良いです。
街に溶け込んで、歩きながら撮れる。
人に威圧感を与えにくい。
自分自身も構えすぎない。
この自然さが、GRシリーズの大きな魅力だと思います。
GR IIIを持っている人は、もちろん今のカメラを大事に使えばいいと思います。
ただ、GR IVが気になっているなら、きっとその気持ちはずっと残ると思います。
新しいGRを持って街を歩くと、同じ東京でも少し違って見えます。
それだけで、カメラを買う理由としては十分すぎる気がします。
モノクロで撮ると、東京の見え方が変わる

今回モノクロで仕上げてみて、東京の見え方が少し変わりました。
カラーだと見逃していたものが、モノクロになると急に立ち上がってくる感覚があります。
壁の汚れ。
アスファルトの反射。
看板の文字。
人の影。
雑然とした街の輪郭。
そういうものが、色を抜くことで見えやすくなります。
もちろん、カラーにはカラーの良さがあります。
旅先の空、夕方の光、飲食店の色、街の看板。
色があることで伝わる温度もあります。
でも、今回の自分の気分にはモノクロが合っていました。
写真から色を引くことで、逆に街の存在感が濃くなる。
少し荒く、少し暗く、少し強く。
そんな東京を撮りたかったのだと思います。
GR IVとモノクロ現像の相性はかなり良いです。
これからしばらく、モノクロスナップをもっと続けていきたいと思っています。
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今週のお題「こだわりの道具」





