それはハッピーエンドなんだ

脱・フリーランス!起業した30代独身男の写真や音楽、生活や旅のおはなし

デジタル写真か、フィルム写真か。それともフィルムっぽい編集か。


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先日の四国お遍路旅から戻ってきて、まだバタバタと忙しなく活動していて

旅のことがまとめられていませんが、ひとまず書きたい内容を。

旅の前、途中もずっと写真のことを考えていたことだったので書いていきたいと思います。

 

 

 

デジタル写真か、フィルム写真か。

 

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フィルムカメラのNikonEMをデジタル一眼でバチバチに高解像度で撮影した1枚です。
さすがに綺麗だよね。さすがデジタル!と言った感じ。

 

結論から先に書きますが

ぼくが好きな写真は「フィルムで撮影した写真」なので

フィルム写真を続けていくということに迷いはないんですが

デジタル写真もやっぱり良いし、デジタルで撮影した写真をフィルムっぽく加編集するのも

"良い"んです。(結局、写真が好きなんです)

 

だけどたまに「今日カメラどうしよ。」って悩んじゃうことがあって

そのことについて、ぼくはこういう考えを持っていますよ!みたいなことを

ツラツラと書いていきたいなぁと思っています。

と!いうのもですね、ぼくがinstagramでずっと写真撮りたいなと思っていた女の子から

 

「ブログ読んだり、写真みたりしました、ポリシーが伝わってきてすごいなぁと思いました、」

 

ってメッセージをいただいたんです。

 

ずっと気になっていた子だったということもあって嬉しかったし、

十人十色、、はたまた賛否両論、、、いろいろあるけれど

ぼくはこういう考えを持って写真やっているよ!はいドーン!!...

 

みたいなそういうのはやっぱりやってくのは楽しいなって思ったんです。

 

これからいろいろ書くけど

みなさん仲良くしてくれたら嬉しいなって思っています...

 

 

デジタル写真か

 

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最近、あんまりデジタル一眼を持って写真を撮りに行くことってないんですけど

最後に撮ったのはこのときだったかな、どうだったかな?ぐらい

デジタルは普段あんまり使っていないんです..

 

こちらの記事で掲載している写真はデジタル一眼で撮影して

あまり仰々しい編集も行わず色味の調整だけしたぐらいの

写真たちです。

 

www.happyendnanda.com

 

デジタルはやっぱり高解像度で綺麗。

 

ボケの感じもその場でチェックできるし

なにより何枚撮ってもコストがかからないっていうのが良い。

 

(あ!被写体の子が半目になっちゃった!)としても

何枚かカットを撮影しておけば失敗はないし

あとで、(もっと撮っておけばよかった)みたいなことは起きない。

 

間違いなく自分のイメージ通りの写真を作っていくことができるのは

やっぱりデジタルですよね。

 

だから結果としてたくさん写真を撮りすぎちゃう、みたいなことも

往々にしてあるのですが...。

  

でも、なんだろう

デジタル一眼で写真を撮っていてもあんまり楽しくないんですよ。

撮ってる喜びっていうと、ちょっと大袈裟のように聞こえるかもしれないけど

あんまりおもしろくないんですよ。

 

作業に近い感じがあって「撮ってますよ」っていう感じ

どっちかっていうと「記録」に近い感じになっちゃうことが多くあるように思う

 

仕事だったらいいんですけどね

相手がいて、ニーズがあって

それに応えていく、という作業ならデジタルで。

 

仕事じゃないなら、今はデジタルで写真を撮ることにあんまり楽しみを感じられない。

 

理由は、デジタルの写真にはあんまり「偶然」がないんです。

「偶然」がないので、あまりにも驚くような写真が撮れることってのが

無い。

 

被写体側のハプニングや自然発生的にトラブルみたいなものが

現場や状況に起きない限りそういう「偶然」がない。

シャッタースピード最大限まであげれば写真がブレることもないし

IS0感度をきちんと調整していれば白飛びも起きない。

むしろ、そういう写真を撮りたいなら意図的にシャッタースピードをわざと落としたり

ISOを飛ばしたり、落としたり、そういう変化をこちらから意図的に行って

あえてそういう写真を作るしか無い。

 

あえてそういう工程をもって作っていく写真っていうのもあるんだけど

本当に偶然撮れてしまった写真、みたいなものはあんまりなくって

写真が撮れたときの「お!なにこれ!」というような感動があんまりない。

 

 

だからぼくがデジタル一眼を使って写真を撮るときは

「偶然」という写真活動を楽しむより

「被写体の人とのコミニケーションを楽しもう」と思っているときに

デジタル一眼を持っていくことが多いんです

 

デジタルだったら、ちゃんと設定だしておけば失敗はあんまり起きないし

正直、編集でどうにでもなる節もあります。

 

写真の編集やレタッチについてはいろいろ考えがありますが

ぼくは基本的にあんまりレタッチをしたり、あったものがなかったようにしたり〜などの編集を

好んでやることはありません。

 

お客さん相手だったり、被写体の方の要望がしっかりあれば

編集もレタッチもいくらでもやります

相手が喜んでくれることなら100パーセントでも120パーセントでもやりたいって思うのが

ぼくです。

 やっぱり、写真は撮らせてもらった相手に喜んでもらいたいし

写真ってそういうものでありたいってぼくの中で強く想っているので

そこに"自分らしさ"みたいなものはあんまり要らないと思っています。

 

(とは言いつつ、自分らしさをうまく取り入れて相手に喜んでもらえるように努力するのが

 本当は理想だと思っています!!)

 

結論、ぼくにとってデジタルカメラはは仕事用!

もしくは、相手の要望があったり、コミニケーションを大事にしつつ

写真を失敗したくないなぁと思っているときに使うツール

みたいな感じになっています。

 

あくまで、フィルム写真に比べたら楽しくないということであって

デジタルで被写体の方と一緒に写真を作っていくのもすごく楽しいんですよ。

フィルムにはない余裕感をもって写真が撮れるので

すっごいコミニケーションをとりながら写真をやっていくことができるっていうのは

本当にデジタルの恩恵最高!というところです。

 

 

フィルム写真か

 

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はい、やってきました

フィルム写真のお時間です。

 

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LOMOのパープルフィルムを使用

 

 

ここから完全にバチバチにぼくの趣味・嗜好・そして考え方を書いていきます。

 

 

www.happyendnanda.com

 

 

一番はじめに結論を書きましたが

ぼくは「フィルム写真が好き」です

迷いはありません

 

それは前項でも書いたようにフィルム写真でおこる

「偶然」がめちゃくちゃ楽しいからです。

 

自分のあたまでイメージし、

写真の雰囲気はこうだ!

こうなってくれ!

と願いながらフィルムを巻き上げ、シャッタースピードのことを考え

今のこの明るさや状況を考えて絞り値を決め、パチリとシャッターを押す

幕が降りてあがって、光の切り取りを瞬間的に行う

 

この一連の動作、ここにものすごく愛を感じる

ぼくはギターの弦の張り替えとチューニングがこの世の中で一番めんどくさい

思っているタイプの人間なんですけど、カメラとなるとこの一連の動作がめちゃくちゃ楽しいんです。

 

あれ、フィルムはISOなにが入ってたっけな

シャッタースピードどうだったかな、ちょっとぶらして撮るべきだったかな

それに絞り値もなに、さすがに絞りすぎたかな、どうかな?とあれこれ

考えているのがものすごく楽しくて、愛おしくて、かわいい。

そんな自分も愛おしいし、かわいいし、その場にある空気がかわいい

とっても愛おしいんです。

 

で、写真が出来上がるまで数日かかるわけです。

ラボに出して、そこから現像していただいて、データ化するなり

プリントするなりするわけ。

 

写真はプリントするまでが楽しい、愛おしい、かわいいって思ったのは

自分が額装写真を販売するようになってから。

それまではフィルムで撮影した写真もデータ化してHDDにためこんで終わり。

たまにSNSにあげたりして誰かにみてもらって、いいねもらって満足

みたいなそんな日々の繰り返しでした。

 

でも、やっぱり写真はプリントまで込みでかわいいんだなって

思うようになったんです。

 

特にフィルムの場合は、かつては「プリントを前提としての写真」だったわけです。

デジタルが出てからは、「プリントしない」という選択が増えたけど

 

昔、ぼくが子供の頃(小学五年生の頃とか)に写ルンですを持って

友達と撮った写真なんかはやっぱりプリントを前提としていました。

だから、写ルンですを現像所にもっていって

「プリントお願いします」と小学生のぼくは何度もいったことがありました。

 だいたい1000円ちょっとかかるんです、現像とプリントお願いしたら。

それが結構高くてね、親にお小遣いもらったりして現像にいってたもんでした。

近所のスーパーの横にちっさな現像所があってね、「18時ぐらいには出来上がります」とかいわれてさ

自転車に乗って取りに行くんですよ、あの薄いペラペラの控えをもってさ。

 

いまだに大切にしまってあります、初恋の女の子とグループで

焼肉を食べに行ったあの日の写真...

 

とにかく、フィルム写真は撮影から現像、データ化&プリントまで一連の動作として

写真活動として楽しいんですよね。

 

だからぼくはフィルムが好きなんです。

 

フィルムカメラで写真を撮るときは「記録」ではなく「時間を切り取る」感じ

そういう感覚に近いです。

かといって「作品を撮る」ほどたいそうなものじゃない感覚があります。

でも、フィルムで撮影した写真のなかで「これいいな」と思えるものは

額装写真にして販売したりしています。

 

額装写真にしているものは

全てフィルムで撮影したもので

デジタルで撮影したものは額装写真として販売をしていないんです。

 

こちらで額装販売しています。

 

strobolights.theshop.jp

 

 

 

 

フィルムっぽい写真か

 

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のあちゃん



これは去年だったか、昨年撮影したのあちゃんの写真。

 

このときはデジタルで撮影にいったんですよね。

 

こちらの記事

 

www.happyendnanda.com

 

 

このときの感覚といま、だいぶ写真に対する考え方も変わったのですが

 

今でも覚えているのは、やっぱり先ほどのデジタル写真の頁で書いたように

 

コミニケーションを大事にしたいと思いつつ、写真を失敗したくないと思って

この日はデジタル一眼をもっていったってことはよく覚えています。

 

でも、今改めてのあちゃん撮影するなら

フィルム一択ですけどね、という感じ。

 

ですが、やっぱりデジタルで撮影した写真をフィルムっぽく編集するっていうのは

結構SNSでも多く散見されていて、かつては自分もめちゃくちゃやってたし

 

今でもやります。

フィルムっぽい雰囲気の写真がやっぱり好きなんでしょうね。

 

高解像度!というよりはちょっとノイズがあって

ノイジーな雰囲気っていうのが好きなんです。

 

だから、デジタルで失敗しない写真を撮りながら

フィルムの雰囲気をうえから載せる感じって

そりゃみんなやりますよね。誰でもできるもん

そのノウハウとか編集技術があれば。

 

ってことを思っちゃったので

最近は本当にデジタルで撮影して、フィルムっぽい加工をする

っていうことをやらなくなったんです。

 

だったら、フィルムで撮るわ失敗しても。っていう心持ちになったんですよね。

が、故に自分でイメージしていた写真に近づかずにボツになっている

フィルムで撮った写真は数知れず。

それは自分の技量不足と反省し次に活かすぞ、というところに落ち着いてるわけなんですが

 

でもやっぱりデジタルで撮影して、フィルムっぽいアレンジも

みてて悪くはないんです。ってかむしろ「良い」まである。

 

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のあちゃん

 

 

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きららちゃん

 

 

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きららちゃん

 

 

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きららちゃん

 

www.happyendnanda.com

 

 

 

まとめ

 

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結局は、どの写真にもそれぞれ良いところがあるので

状況に応じて使い分けが重要ということなんだけれど

写真活動という一連の動作を考えるとぼくはやっぱりフィルムが好きです。

 

でも、仕事では大活躍のデジタル写真だし

相手のニーズに答えるにはデジタルがやっぱり手取り早いし

失敗がない。

 

フィルムで撮って欲しいというニーズがあればもちろん答えるし

フィルムで撮影するときのリスクだって理解してもらった上で

撮影をする。

 

自己満足の写真や作品作りならフィルム一択だし、

ネガフィルムもあと10年とか言われているとか言われてないとか。

 

とにかく今、フィルムが使えるこの時代にぼくはたくさん

フィルムを消費・浪費・無駄遣いをしていこうと思っています。

 

これからも愛するフィルム写真を楽しんでいこうと思います。

 

 

あ、そうそう

あんまり熱くなるのもよくないかなって割愛したんだけど

やっぱりこれは書きたい。

 

好きなものや愛するものはやっぱりあえて面倒や手間をかけて行きたいな。

 

ぼくは好きなものや愛するもの、人に対しても

そうやって無駄や面倒を楽しめる人になりたい

大切に大切にしまったり、飾ったり、ちょっと面倒でもメンテナンスしたり

そんな風に時間をかけて一緒に暮らしていきたいって思っているんです。

 

だから音楽もレコードが好きだし、写真はフィルムが好き。

愛しているんです、本当に。

 

 

 

 

最近、大好きなレコードが再販売したりで

お金をたくさん使っているんだけど、やっぱりサブスクじゃ楽しない

その手間を愛したいな、ぼくは。

 

これからも愛していきますよ、このしちめんどくさい生き方を。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました!

 

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