それはハッピーエンドなんだ

脱・フリーランス!起業した30代独身男の写真や音楽、生活や旅のおはなし

ココナッツディスク池袋店で思い出したとても好きな人のはなし


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先日、仕事の合間にパソコンを片手にレコードを見るために

ココナッツディスク池袋店(以下:ココ池)へ

遊びに行った時のお話をかかせてください、思い出したんです昔のことを。

 

 

 

 

ありがとう!ココ池!!

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ぼくはココ池にありがとうと声を大にして言いたいから

 

この記事でめちゃくちゃに書いてやろうと思っています。

 

本当に!ココナッツディスク池袋店さん!!ありがとうございます!!!!

 

今回、こんな記事を書いているのは

 

そう、とっても大切なことを思い出させてくれたからです。

 

 

先日、仕事の合間にぼくがノートパソコンを持って

 

ココ池へ遊びにいったときのお話です。

 

mitsumeのmigirlという曲にハマっていて

 

その影響でビートルズのリボルバーのLPを買いたくなっていたんです。

(歌詞にリボルバーが出てくるから..)

 

でも、その人の作業が終わっていなかったので

 

もういっそ、パソコンで仕事しながらレコード見ればいいや!と思い

 

パソコン片手に、友人の車の運転でココ池さんへ行ったんですね。

 

 

ココ池は以前から何度も行っていたので

 

中川さん、顔を覚えてくださっていて「あ、ども久しぶりですー!」と言ってくれたんです。

 

(こういう風に覚えてくれるのは嬉しいなぁ)なんて思っていたんですけど

 

ぼくは片手にパソコン持ってるわけですよ。絶対に普通じゃない状況です。

 

ぼくは「パソコン、どこか置いといてレコードみてもいいですかね..」と

 

謎のお願いをすると、中川さんは「あぁ、このあたりおいてもらって全然大丈夫スよ!」と

 

笑って言ってくれたんですね。

 

その心遣いや気遣いも嬉しかったんですけど、この後です。

 

「あーでもいいっスね、仕事しながらでも来れるような

 

 そんなレコード屋ってめっちゃいいっスよね、いやまじです!」と言ってくれたんですね。

 

ぼく、なんか後頭部ガツーン!って殴られた感じがしちゃったんですよ。

 

 

と、いうのも

 

実はぼくが昔、中学生の頃まで遡るんですけど

 

ぼくは小学高学年ぐらいから音楽に強く惹かれて行って

 

次第に近所の楽器屋さんにふらふらはいるようになるんですね。

 

弾きもしない、もってもいないギターのピックを100円で買ったりしてたんですよ。

 

で、それから数年経ってお金をためて安物のギターを買ったんです。

 

それが中学2年生の頃だったか。

 

その時はエレキギター初心者セットみたいなもんで

 

1万円ちょっとの安セットでした。

 

ストラトタイプのギターと、ちっさいちっさいアンプがセットになったもので

 

教則ビデオと本がついていました。

 

楽器屋でそのセットを買うにあたって、別にいろいろ聞かれることはなかったんだけど

 

楽器屋の店員さんにぼくはずっと苦手意識があったんですね。

 

でも、その理由は簡単で店員さんの態度言動なんですよ。

 

中学一年生のぼくは、近所の楽器屋にいってはじめて

 

楽譜とかギターとかをプラプラ見ていたんですね。

 

そしたら店員さんがやってきて「どういう音楽やりたいんですか?」っていうわけですよ。

 

どういう音楽やりたいだなんて、そんなたいそうなもんもってないっス。

 

ただ、かっちょいいなーって思って見てるだけなんで。

 

でも、店員さんはあれこれしゃべるんですね。

 

「どんなアーティストきくの?」「それならこういうのがいいかな」とか。

 

でも、すすめてくる楽器はぼくの好きなアーティストが使ってるような形のギターじゃなくって

 

なんか全然理解できなかったんですよね。

 

それから楽器屋に対してとても苦手意識をもってしまったんです。

 

で、あれから数年経過し

 

初心者セットでギターを弾いていた頃より6年ほど経過して

 

ぼくもそれなりにいろんなギターに触れたりできるようになってからのこと。

 

とある楽器屋さんにいって、いつも通りギターを眺めていたら

 

一人の店員さんがやってきて「はじめまして!よかったら声かけてくださいね、試奏いくらでもやれますので!」と20歳頃のぼくは

 

中学生頃のぼくから成長していて、ある程度好きな音楽や

 

やりたいことっていうのがはっきりしていたので

 

楽器屋にいくことは苦じゃなくなってはいたんですけど

 

その店員さんが続けてこういったんですよ

 

「楽器屋なんてもっとラフにはいれて茶化しにくるぐらいがちょうどいいんで!」

 

わーーーーーーーーーーーーーー、なんか衝撃受けちゃったんですよね。

 

その人は、カワマタさんといってとても優しい男性のスタッフさんでした。

 

しかも、試奏についても「あー!そういう音楽好きならこんなのとかですよね!」って

 

fenderのギターや、自社ブランドのギターとかいろいろ持ってきてくれたりして

 

「ぼく、ギター売ったりするのあんまり得意じゃなくて

 

 でも、本当楽器屋って入りやすくないとだめだとおもっているんですよ」って

 

チューニングしながらぼくに話してくれたんですよね。

 

それからそこで結局ギターは買わなかったんだけど、エフェクターとか

 

消耗品とかを買って帰りました。

 

で、何年間かその楽器屋に通い詰めていたんだけど

 

ある日、カワマタさんがいなくなっていたんですね。

 

直接、連絡先も知っていたので連絡したら

 

「すみません、仕事やめちゃったんですよ。」

 

少しワケをきくと、楽器売ったりするノルマや成績のことなどで

 

精神的にきちゃってやめた、みたいなことでした。

 

ぼくはそれからその楽器屋には一度も顔を出していないし

 

カワマタさん以外のスタッフさんは、とても本音で話してくれてる感じがなかったんですよね。

 

どこか、相手にされてない感じがしていたんです。

 

 

詳しい人やギターが上手い人には優しいなんて、なんかおかしいなぁって

 

ぼくはずっと思っていて...

 

なんか新参者に厳しい感じってすっごい嫌い、って思っていました。

 

あと、ライブハウスもそう。

 

場所によっては内輪ネタで盛り上がってるライブハウスとかも

 

正直寒いなって思ってました。

 

 

ちょっと前振りが長くなってしまったんですが

 

ぼくの原点にあった、そういった苦手意識

 

克服したのは、当時出会ったカワマタさんのおかげで。。

 

それをこのあいだ行ったココ池で中川さんが

 

言ってくれた言葉を重ねてしまったんですね。

 

 

これは、カメラ屋さんにも言えるんだけど

 

なんか初心者や新参者、また知識がない、経験がない人へ

 

やたら冷たい店とか結構ありますよ。

 

「もうちょっと勉強してこい」的な感じ?

 

別に知らなくてもいいじゃん、教えてくれよって思います。

 

熱がありゃ自分で調べたり学ぶさ、それはあたりまえだよ。

 

でも、わからないことがわからないってことって往々にしてあるじゃなですか。

 

でも、なんかそういう専門の人たちって

 

未経験者や知識ない人に親でも殺されたのか?っていうような態度でやってくるときあるでしょ。

 

あれがニガテなんでスわ、ぼくは。

 

「俺は知らんよ、何も知らん!何も知らんけどええやん!好きなんやから!」で

 

本来いいわけじゃん。別に好きならいくらでもあとから知識なんて入ってくるさ。

 

そりゃ店員さん側も、「ある程度情報がないと提案できないよ」なんていう

 

意見もあるかもしれないさ!!でも!!だったら!!!!

 

初心者の人から引き出すぐらいのことしたらええやんけ!!!!!!!!!!!!!!!

 

当時のぼくはまじでそう思っていました。

 

だから、今でもカメラ屋さんで店主がその手のタイプの店だったら

 

ぼくは2度といきませんし、好きじゃないです。

 

なんか、どこか人を小馬鹿にしている感じって

 

やっぱり感じちゃうんですよね。

 

「君にはまだ早い」的なことなのかな。

 

なーんか、いやーな感じがある店ってあるよなぁー。

 

だから、このあいだココ池で中川さんが言ってたことって

 

すっごい大事だなって思うんですね。

 

実際には、パソコンもってお店にくるなんて迷惑なのは

 

ぼくは百も承知なんですよ、でもさ

 

「あーでもいいっスね、仕事しながらでも来れるような

 

 そんなレコード屋ってめっちゃいいっスよね、いやまじです!」

 

って、冗談でもいってくれるような店に

 

ぼくはこれからも行きたいじゃないですか。

 

しませんよ、そりゃ当たり前に そんなこと基本的にはしませんよ。

 

でも、それだけ大きくみてもらえたら

 

「ココ池好き、中川さん好き」ってなるわけです。

 

と、同時に昔の楽器屋さんのスタッフさんのカワマタさんのことも思い出したんですよ。

 

なんか、そういう想いを持っている方には

 

なるべく迷惑をかけずに、そしてそう言った人たちからぼくは

 

モノや心意気みたいなものを買いたいです。

 

どことはいいませんが、某カメラ屋さんの店主は、、、、

 

まぁいいです。

 

愚痴合戦みたいになるのはぼくの願いではないですから。

 

でも、なんかやっぱり

 

初心者に優しい店っていいなぁって思うんですよ。

 

そういう原点がぼくにはあるので、「やってみたい」って人には

 

話を引き出して、「やってみよう!!」に繋げていける大人になりたいんですよ。

 

 

 

どこか人を馬鹿にしたような人や楽器屋さん、カメラ屋さん、レコード屋さんには

 

ぼくは行きたくありません

 

初心者でも、入りやすくて

 

わからないことがわからい状態の子達に

 

わかりやすく手解きするぐらいの人間になりたいと思っております。

 

 

お題「気分転換」