生活は日々、続く。
旅はいつか終わる。
そしてまた、生活は続く。
生活と旅
どちらもぼくの好きなもの。
生活と旅。
日々暮らしていく生活はとても愛おしく、そして憎らしい。
でも、やめられないし、やめたくないと思う。
好きなものに囲まれた生活。
そして、それらすべてを投げ打ってゼロになって出ていく旅。
これがまた愛おしくてたまらない。そして憎らしい。
生活の苦しさの中に、旅への憧れがあり
旅の激しさの中で、生活の落ち着きを見る。
生活
ぼくの生活は日々落ち着いている暮らしの中に
激しい憂鬱があり、そして爆発があります。
激しい憂鬱の日には、死にたくもなるような夜もありますし
その先に爆発があります。
でも、若い時のような心の不安定さもなくなってきていて
これが大人になったということなのか、どうなのか
いまだわからないままですが
最近はこの暮らしの中に、落ち着きがあることを感じました。
丁寧な暮らし、なんてそんなお洒落なもんじゃない
ただ、詫びしい生活のなかでとても安定している自分がいたり
その静けさの中に酷く落ち込む暗い自分がいたりしていることに
本当にここ最近気付きました。
それを総じて"落ち着いた暮らし"というものなんじゃないかと
思うようになりました。
音がない暮らしのなかに、豊かさを感じるようになってきました。
それでも、寂しがりやのぼくなので眠る時は大好きなラジオを流していないと眠れません。
起きている時は無音でいいのに、眠る時はラジオを聞きます。
ぼくの生活空間は好きなもので溢れていて
物が多いです。
好きなものに囲まれて暮らすのは、心の落ち着きをもたらしてくれます。
だから、生活はやめられないし、たまらない。
毎日自分が暮らす空間はとても大事です。
旅
毎日、変わる
日々変わる場所、景色、空気、匂い、人、土
旅は毎日変わる生活
変わることに飽きることがあるぐらい変わる。
日々の生活で、毎日憧れている
大事な好きなものたちに囲まれる暮らしを全て捨てて
からだ一つで路上にでる、何も知らない世界に飛び出してみる
すると、突然寂しくなって
一人になった気持ちになって、これは家にいても外にいても同じことだとわからせてくれる。
お金がなくても、旅に出よう
もし、自分が死ぬときにいろんな景色を思い浮かべて死にたい
いろんな土地の、いろんな人を思い浮かべて死にたい
ぼくの記憶のなかでずっと生き続けているあの人やこの人たちを
思い浮かべていたい。
あそこにも行けばよかった、見に行けばよかった、なんて思いたくない。
今、苦労してでも経験に全力を尽くすといいって
ぼくは思います。
ぼくは、本当にそう思うなぁ。