京都での生活。
久しぶりに読みたいと思った
本に出会えたことについて
村上春樹さんについて
何かに没頭していないと落ち着かない性格のぼくは
最近、本ばかり読んでいます。
それは、なんていうか読みたくて読んでいるというよりは
"ムキになりながら読んでいる"
という状態です。
何にそんな"ムキになっているのか"というと
村上春樹さん
何年か前に、ぼくは村上春樹さんの「風の歌を聴け」を読みました。
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きっかけは、仲の良い友人が「村上春樹が好き」といっていたことが
すべてのはじまりです。
ぼくは、好きになった人の好きなものに興味を持つタイプで
できればそのことを理解したいと考えるからです。
そういったきっかけで読み出した村上春樹のファースト
"風の歌を聴け"ですが全然わからなかったんです。
ぼくは今まで子供の頃から、現在34歳となりましたが
割に本を読むタイプで、全然小説を読まないタイプではありません。
子供の頃から割に本を読み、自分の見識を自ら本によって拡げてきたタイプなのですが
どうも村上春樹のファースト"風の歌を聴け"を読んでもわからないのです。
それに、ここが少しぼくの厄介なところで
読むなら絶対にファーストからがよかったんです。
いわゆる、売れている名作や人気の作品から入るタイプではないんです。
それが厄介なところかもしれないのですが、やっぱりファーストから入りたいんです。
ファーストから入って、セカンドにいって、サードにいって...
そんな風にして作者と一緒に成長している「過程」みたいなものを楽しみたいんです。
それで、読み始めた村上春樹。
全然わからないまま年月が経ちました。
それから、いろいろあって現在京都で友人と生活をしていて
東京-京都間を行き来する生活をしているのですが
その友人というのが作家で、小説を書いています。
そんな彼と過ごす日々の中で、改めて何か小説を読みたい気分になったぼくは
何か自分に良い影響を与えるような作品を読みたいと願っていました。
一緒に生活している友人がランダムで再生している
YOUTUBEの曲でビートルズが流れてきたのがきっかけで
ノルウェイの森が頭に浮かびました。
ぼくは昔からビートルズは好きで
その中でも、ノルウェイの森が入っているラバーソウルが好きでした。
このアルバムは雰囲気が独特で、少しどんよりしている感じが
すごく好みだったのですが
近年では、ビートルズの中でもリボルバーやサージェントペパーズへと
強い傾倒していたこともありラバーソウルの存在をほぼ忘れていたのです。
そこで、ちょうど10月の初旬頃から
秋の香り漂い季節、京都の出町柳周辺で生活をしていて
ひょんなことからビートルズのラバーソウルを思い出し
今の季節と強くリンクしました。
そこで、ノルウェイの森といえば村上春樹でも同タイトルであったな、と。
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秋、ビートルズ、ノルウェイの森、村上春樹
そして読み出したら、止まりません。
久しぶりに没頭するようにノルウェイの森、上下巻を読みました。
そしたら、もっと知りたくなったんです。
村上春樹の作品や世界について。
そこでセカンドの、1973年のピンボール
鼠三部作と言われるサードアルバムの上下巻
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駆け足で読みました。
ノルウェイの森はすごくおもしろくて、大好きな作品になりました。
1973年のピンボールは正直、読んだ当初はわかりませんでしたが
羊をめぐる冒険の上下巻を読んで、思い返したあたりで
少しずつ1973年のピンボールの良さがわかってきたように思います。
そして、当然の如く羊をめぐる冒険の上下巻は非常に面白かったです。
ああ、きっかけっておもしろいな。
この季節に京都で暮らして、ある友達の携帯から流れてきたビートルズの曲から
ノルウェイの森を思い出して、ラバーソウル
そこから村上春樹と来て、今や鼠三部作を全て読み終わり
現在は、ネットで新たに村上春樹フォース作品となる上下巻
ダンス・ダンス・ダンスを中古で注文しています。
[rakuten:book:11306992:detail]
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季節や、その時の気持ち、その時の風などから
インスピレーションが起きて、行動に至るまでの流れが
自分の中でとても気持ちの良い一連の動作のように思い
すごく素敵な気持ちになっています。
ダンス・ダンス・ダンスが
自宅に届くまで、まだ数日あるようなので
その前に、スコット・フィッツジェラルドのグレート・ギャツビーを
読んでおこうと思います。
もちろん、こちらも村上春樹さん翻訳の作品です。
[rakuten:book:11916259:detail]
秋深まり、冬になる
この季節に、村上春樹
すごくいいんですよね。
今回、サムネイルにしたのは
京都は左京区にあります
深夜喫茶 しんしんしん さんでの一枚です。
「ささやかな夜を売っています」という言葉がとても素敵です。
京都に来た時は是非、深夜喫茶しんしんしんさんへどうぞ。