それはハッピーエンドなんだ

脱・フリーランス!起業した30代独身男の写真や音楽、生活や旅のおはなし

Day19 ROUTE66 夢の終着地点 サンタモニカ(2016.6.26)


天気:晴れ時々曇り

走行距離:450km

(この日の時点で走行距離10,000km突破!!!!)

 

昨日の灼熱の悪夢から一夜明け

今日はしっかり前に進める1日にするんだよ。

 

1日デスバレーで使ってしまったものの

トラブルも含めてスケジュールを組んでいたので

まったく問題なし!ってことで今日はルート66のゴール地点である

アリゾナとロスの州境であるニードルズからサンタモニカまで向かいますよ〜

 

 

昨日あんな経験をしてしまったので

ROUTE66を走ることは、はっきりいって余裕な気持ちになってしまっています。笑

 

はじめ、やはりアメリカの田舎道を走っていると

少し不安だったもんですけど、今じゃもう慣れたものです。

ましてや、昨日のあんなことを体験するとぜんっぜん違いますね。

 

ROUTE66を走るっていうと、どうしても

漫画BECKで読んだシーンを思い出してしまうのですけど

そんなこともなく、問題なく進んでいきました。

 

 

アメリカのROUTE66を走っているとこんな謎な風景によく出くわします。

なんとなく写真は撮っていなかったんですけど、ROUTE66も終わってしまうってこともあり撮影してみました。

 

 

この最終日は、ROUTE66すっごい気持ち悪い道路でした。

この写真にある看板をみてもらうと、BUMPという看板がありますよね。

 

これがスピードを出しすぎさせないように

上下に坂道みたいになっている道路なんですけど

これが永遠に続くんです。

 

1000も続くようなBUMP

もちろん、速度100kmとか出して走ったら

車がジャンプしちゃうようなBUMPもあるんで

スピードはだせないんですけど、上下にずっと車が踊るので

気持ち悪くなるんですよね、こんな後半にこんなBUMP漬けにあうとは・・・!

 

きっとROUTE66を走破した人みんなが感じる場所だと思います。笑

 

ずっと、うねうねと上下に走る道は気持ち悪かった・・・

 

そんな道の途中にROY'S MOTEL CAFEというでっかい看板が現れたりします。

 

こういう看板が、あの名作映画

アメリカングラフィティを彷彿とさせるんですよね、まさしくアメリカンポップな感じ。

こういう、古いアメリカ臭さっていうのは

ROUTE66を走っているとたくさん見つけられるんですが

これだけどでかい看板からは、びしびし感じちゃうんですよね。

 

アメリカングラフィティ、また見たくなっちゃうよな。

 

 

そんな調子で、ROUTE66をずんずん走っていると

こんなカフェに出会います。

 

名作映画バグダッドカフェの撮影地である本物のバグダッドカフェ

映画は1987年のものですが、未だに健在のこの場所

 

 

このカフェもROUTE66をいく人はみな立ち寄る場所でしょうな。

 

 

 

 

 

 

店内はこんな調子なんです。

映画のまんまといえば、映画のまんまの内装。

 

僕たちが立ち寄ったときも

アメリカ人の年配夫婦がここでコーヒーを飲んでいました。

 

まさに映画のバグダットカフェのシーンであるような絵でした。

 

僕たちもそのシーンの中に溶け込んでコーヒーを注文して

文句はいわないものの「やっぱりコーヒーはうすいよな」と思いながら

ポットを探したのです。(映画見てる人にはわかると思います)

 

 

この店の前の道路ででっかい荷物をもった

ふくよかな女の人が歩いてくるのを想像して、少しドキドキしたもんです。

 

アメリカにあるこういった名作映画の名シーンはROUTE66にたくさん健在していて

そういった作品に触れてきた人にとってみれば感動の連続です。

 

あのピーカンの太陽、アメリカ大陸の砂埃、この二つでもうかっこいいんですよ。

 

唯一気になったのは、バグダッドカフェでウェイターとして働いていた人。

 

かなり年配のおばあちゃんが、ウェイターの格好をして

コーヒーを僕たちにもってきてくれたんですよ。

 

はじめ、コーヒーと注文したのに

1つだけコークがきたんですけど。笑

 

耳が遠いのか、僕たちの発音がひどかったのか。

でも、なかなか間違えないかなと思うんですけど。。

 

気になったのは、その年配のおばあちゃんがウェイターとして働いていたんですけど

すっごい不自然というか。なぜ、あんなによぼよぼになってまでウェイターの格好して

働いているのかってことなんです。

 

これ、後々に日本の有名なカメラマンに聞いた話なんですけど

バグダッドカフェで働いている人はあの映画に出ていた人で

まだその人が働いているらしい〜ということ。

 

ほんと!?それ!?

もし、そうならどっち!?

どっちっていうか、誰!?笑

っていう。

 

 

 

バグダッドカフェを出た僕たちは快晴のROUTE66を走ります。

 

ROUTE66に戻って、僕が運転をしていたのですが

事件はすぐに起きます。

 

 

僕はいい気分でROUTE66の旧道を走っていました。

確か、車の中で流れていたBGMはローリイングストーンズだったと記憶しています。

僕の目の前には白い車が先を走っていました。

 

それはとても早いスピードで

55マイル制限の道路を僕たちの前の車は100マイルは出しているであろうスピードでした。

 

そして、僕もアクセルを次第に踏み込みんでおり

結構なスピードになっていることにその時はまだあまり意識していませんでした。

 

ROUTE66の旧道。

それは一車線の道路なのです。

すれ違う車は割とすぐ隣を走っていくものですから

少し怖いなと思った僕は若干スピードを緩めました。

そのとき速度計を見ると70〜75マイルほど。

 

そのとき、白いSUVの車が対向車線を走ってくるのが見えたのです。

 

僕の前を走っていた白い車はぐんぐんとスピードを緩めることなく走っていきます。

そして、僕は対向車のSUVとすれ違いのときに

「ハッ」としたのです。

 

( け い さ つ だ ! ! )

 

僕には過去にニューメキシコだったか、テキサスだったかで

経験があったから、警察の感じはよく知っているんです。笑

 

今、すれ違ったSUVは警察だぞ、絶対に

ハイウェイパトロールだ。。。。

 

そう思い、速度計を見ると65マイルぐらいまで落ちていました。

(( よしよし これなら 大丈夫 だいじょうぶ だろう?? ))

 

こころの中でそう、思いました。

同時に、僕の目の前に走っていた白い車は僕なんかよりも全然はやいスピードで走ってるわけですから

大丈夫だろう、大丈夫だろう、、、、そう思って

 

ルームミラーを見ました。

 

アメリカの警察はすれ違いざまにスピードチェックをして

超弩級のUターンをして追いかけてくるのを僕は一度経験をしていますから

どきどきで、ルームミラーに・・・目を・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きゅるるるるるるるーずさーーーー(砂埃舞う)

 

(砂埃舞う)

 

 

ふぁんふぁんふぁんふぁん!!!!!!!!!!!!!!!!!!♫

 

 

 

 

はい、追いかけられました。

 

そして、追いかけられているときも「まさか僕らじゃないよな?!」と・・・

むしろ55マイルでちょっと走ってやりました。

 

そして、ハイウェイパトロールが僕を抜き前の白い車を追いかけることを祈りましたが

僕が車を緩めるとパトカーもゆるめ、僕が車をとめると

パトカーも止め、そして僕たちの車にそっとやってくるのでした。

 

この写真は相方の翼が撮ってくれたんですが

僕たちテキサスかどこかでスピードで捕まった時は

許してくれたんですよ、だから今回もちょっとそれでいけるかなって。

短期滞在の僕たちなら許してくれるかなって期待したんです。

 

ですがね、厳しい人でした。

残念。88マイルでてたぞ!と怒鳴られましてですね

 

それは絶対にないんですよ、88マイルは絶対にありえないんです。

それは僕たちじゃないんですよ、絶対に。。。

 

と、反論してももちろんだめ。

だめで切符切られました。

 

「日本にエアメール届くからな」と釘を刺され終了。笑

 

僕たちは切符をもらい、警察とお別れしたあとに

忌野清志郎さんのRCサクセション「あの娘のレター」を爆音で聴いてやりました。

 

あの娘のレターを、聴いたんですよ

♫退屈なこの国にエアメールが届く

 おまえからのレター

 遠くから とても遠くから

 わがままばかり言ってた おまえにいかれてたよ

 遠くからのレター おいら読めるぜ

 おまえのにおいさ・・・

 

(歌詞がまさに海外でスピード違反きられたような歌なんですよね笑)

 

33マイルオーバーってどういうことだよ〜

いくら罰金だよ〜みたいなこと言いながら進みましたよ。

(帰国してから罰金きたんですけど500ドルでした。)

 

 

 

 

 

途中、キャリコのゴーストタウンというテーマパークをみつけたのですが

スルーするか迷った挙句行ってみました。

 

 

閑散としている〜〜

 

 

ウェスタンの雰囲気とゴツゴツした岩場な感じが

雰囲気あるのですが、とにかく閑散としている〜笑

 

 

ディズニーランドとかでありそうな雰囲気ですね、これが自然でリアルって考えると

さすがアメリカン!といったところ。

 

ただ、めちゃくちゃに暑くて歩いてるだけでも倒れてしまうぐらいの暑さでした。

デスバレーじゃないけど40度近くあったんじゃないかなぁ。

 

観光できていたご夫婦のわんちゃんもへとへと

 

 

 

べろだして、喉乾いたよ〜って感じですね。。。

地面に近いからわんちゃんはもっとあつかろうに。。。

 

 

そんなキャリコのゴーストタウンでは

特別な遊びはしませんでしたが、ここにあるスターバックスで一息いれて進みました。

 

このスタバで働いてる女の子がニコニコ感じよくってチップあげたけど

ここは観光地だし、あのニコニコはチップ狙いなんだよな〜〜〜笑

 

 

 

ROUTE66ももう本当に終盤です。

 

 

 

もう終わってしまうんだなぁ、ROUTE66の長旅。

そんなことを思いながらずんずんと進んでいきました。

 

この目の前に広がるのがサンタモニカへの最後の道。

ここを少し行くと、だんだんと市街地に入っていきます。

 

相棒の運転でずんずん進む。

ずんずんと進んでいきます。

 

 

 

とうとう、市街地にはいってきてしまいました。

もう、ROUTE66

終わっちゃんです。

 

 

夕暮れを眺めながら最後のドライブ

感傷に浸ります。

 

 

 

西の街の市街地に入ると、さっきまでの快晴の感じがだんだんとなくなり

次第に雲が多くなってきました。

 

厚い雲に覆われて、重たい感じが若干してきました。

そして、とうとう僕たちがサンタモニカのベニスビーチへ到着しました!

夕方というか、もう20時だったんですよね。

 

なんか音楽でみんなで盛り上がっていたんですよ、でもこのどんより。

すごいでしょ。笑

 

まさしくゴールっぽい雰囲気じゃないでしょう。。。

 

ということで、ベニスビーチをちょこっと散歩して

夜のサンタモニカを徘徊してみました。

 

 

夢の終着地点の看板。

 

End of the trail

生で、ようやく見れた。

すごい感動したな。

 

夜はこんな調子でいい雰囲気で盛り上がっていました!

 

でも、僕たちはやっぱりピーカンな感じでゴールを迎えたかったので

ゴールらしい写真は後日撮影することに。

 

夜のサンタモニカピアで軽食をすませてホテルを見つけたりして

ゆっくりしていました。

 

ぶらぶらしてたら、若い女の子たちに声をかけられて

「ねぇあんた!カメラマン?!写真撮ってよ!」と。

 

若い女の子って言われると、ブロンズのすらーっとした女の子を想像した方もいるでしょうが

 

 

現実はこちら!すっごい酔っ払っていた?のか?笑 のか!?

とにかく、写真を撮ってあげました。中学生ぐらいなんかな〜わからないけど

とりあえず、撮ってあげたんです、僕

 

 

 

明日、ちゃんとゴールできたらいいねって

相方と話して今夜は休みました。

ねむーって顔にもなりますよね、そりゃ笑

 

 

まぁそんなこんなで

とにかくサンタモニカにつきましたよ。

 

夢の終着地点!!!!!

 

 

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