
今回は、ハーフカメラのOLYMPUS PEN-FTで撮影したポートレート写真をまとめていきます。
撮影に協力してくれたのは、時計撮影のときにモデルをお願いした、はるかさん。
ハーフカメラ特有の柔らかさ、フィルム写真らしい淡い色味、そして少し曖昧なピント。
デジタル写真のように何もかもがくっきり写る写真とはまた違う、優しくて、少し儚い雰囲気の写真になりました。
この記事では、撮影時のこと、OLYMPUS PEN-FTで撮った写真の雰囲気、ポートレートを撮るときに考えていることなどを、作例と一緒にまとめていきます。
ハーフカメラでポートレートを撮ってみたい方、OLYMPUS PEN-FTの作例が気になる方、フィルム写真の柔らかい表現が好きな方の参考になれば嬉しいです。
- ハーフカメラで撮る優しいポートレート
- 時計と彼女
- イメージがはっきりしている撮影は強い
- おいしい牛乳と彼女
- 写真は関係性のアートだ
- ポートレートは相手の気持ちを考えて撮りたい
- OLYMPUS PEN-FTで撮る柔らかさ
- 時計にピントが合ったお気に入りの一枚
- お気に入りのポートレート
- 被写体希望の方へ
- あわせて読みたい関連記事
- まとめ|ハーフカメラで撮るポートレートは優しくて愛らしい
ハーフカメラで撮る優しいポートレート
今回のPortrait 03は、時計撮影のときに協力してくれた、はるかさんの写真を中心に載せていきます。
使用したカメラは、ハーフカメラのOLYMPUS PEN-FTです。
ハーフカメラは、35mmフィルムを半分ずつ使って撮影するカメラなので、通常よりも多くの枚数を撮れるのが特徴です。
ただ、ぼくにとってハーフカメラの魅力は、枚数を多く撮れることだけではありません。
どこか柔らかく、少し曖昧で、記憶の中にある風景みたいに写るところ。
そこがとても好きです。
時計と彼女
撮影のきっかけ

先日、ダニエルウェリントンさんから時計撮影のご相談がありました。
何年か前から撮影のご依頼をいただいており、何度かお受けしているのですが、今回は少しタイミングがよくなく、最初はお断りしようと思っていました。
ただ、そのときに、ふとはるかさんのことを思い出しました。
「この時計を彼女につけてもらって撮ったら、きっといい写真になる」
そういうイメージが、かなりはっきりと浮かんだんです。
それで、撮影をお受けすることにしました。

はるかさんについて
今回、撮影に協力してくれたのは、はるかさん。
とても柔らかい物腰の、優しい女の子です。
品があって、話しているとその天然ぶりに毎回驚かされ、同時に癒されます。
今回、時計撮影の案件を受けようと思ったのは、彼女に時計をつけてもらって撮りたいという明確なイメージがあったからです。

イメージがはっきりしている撮影は強い
今回は、撮影前からはっきりとしたイメージがありました。
そのため、あまりたくさんの枚数を撮ることなく、撮影はかなりスムーズに進みました。
実際にハーフカメラのフィルムを現像してみても、かなりイメージ通りの仕上がりになっていて、現像してくれたポパイカメラさんにはとても感謝しています。
写真って、やっぱりイメージと想像力が大切だと思います。
自分の頭の中にあるものを形にする。
それは簡単なようで、実際にはなかなか難しいものです。
今回は、はっきりとしたイメージがあって、はっきりとした答えもあったので、たくさん撮らなくても成立した撮影でした。
ただ、今思うと、もっと写真を撮っておけばよかったなとも思います。
撮影がうまくいったからこそ、少しだけ寂しさに近いものもありました。
おいしい牛乳と彼女

おいしい牛乳は美味しい。
おいしい牛乳を彼女に買っていくと、笑いながら「牛乳ですか?」と言う。
ぼくは牛乳が割と好きなので、「おいしい牛乳は美味しいんだよ」と言うと、少しめんどくさそうに笑いました。

「おいしい牛乳は美味しいですね」
そんな何気ないやりとりも、写真に写る空気に影響している気がします。
あまりにも彼女の口元のほくろをいじるものだから、照れた仕草をするところは、ぼくの想定通りでした。

写真は関係性のアートだ
このとき撮った写真が現像から返ってきたとき、ぼくの好きな写真家である平間至さんの言葉を思い出しました。
写真は関係性のアートだ
平間至
平間さんは、TOWER RECORDSのポスター「NO MUSIC. NO LIFE?」の撮影をされている方です。
ぼくは音楽が大好きなので、タワレコには昔からよく通っていました。
だから、平間さんの写真には、知らないうちに普段から触れていたんだと思います。
恥ずかしながら、平間さんのことをきちんと知ったのは、ぼくがカメラを始めてから数年後のことでした。
でも、あとから調べてみると、「この写真も見たことある」「あの写真も見たことある」という連続で、ずっと自然に触れていた写真家さんだったのだとわかりました。
そんな方が言っていた「関係性のアート」という言葉に、ぼくはとても痺れました。
こういうことをはっきりと言葉にしてくれる人は信用できる。
ぼくはそう思いました。
ポートレートは相手の気持ちを考えて撮りたい

写真を撮られ慣れている方はいいけれど、そうじゃない人は、やっぱり「変なふうに写っていないかな」と心配になると思います。
あまり知らない人に写真を撮られるのって、そもそも気乗りしないこともあるはずです。
ぼくは本当にそう思うので、写真を撮影させてもらうときは、相手の気持ちをよく考えるようにしています。
そういう気持ちが伝わったのか、今回の撮影もとても楽しく、そしてイメージ通りの写真が撮れました。
ぼくは普段写真を撮るとき、あまり被写体の方に細かい注文やポージングは求めません。
その人の自然体を切り取ることが一番素敵だと考えているからです。
唯一お願いすることがあるとすれば、無理を承知で「レンズを意識しないこと」をお願いしています。
これは、みんなまず無理なんですけどね。
でも、その気持ちと心構えを持っていてほしいなと思ってお願いしています。
カメラの前で、無表情でもいいし、笑ってもいいし、ふざけてもいい。
なんでもいいんです。
どれも個性に溢れていて、どれもその人本来の形だと思います。
ぼくはそのままを望みます。
でも、やっぱり撮られ慣れていないと難しいので、ぼくが注文してみると、こんな写真になってしまうんですよ。

なんかぎこちないんですよね。笑
それはそうなんです。
普段からこういうポージングをしていないと、どうしてもぎこちなくなってしまうのは仕方ありません。
でも、こういうあえてぎこちない写真も、愛嬌があっていいかなと思ったりします。
写真が好きなんです。
OLYMPUS PEN-FTで撮る柔らかさ

今回、ぼくは写真を撮るにあたって、光と柔らかさ、そしてちょっとした曖昧さを表現したいと思っていました。
だから、このピントの甘さなんかも、とても愛らしい。
ぼくはピントが甘いということが、とても愛らしく感じてしまうんです。
ばっちりピント、いわゆるバチピンの写真は、あまり好きではありません。
デジタルでも、あえてピントを少し外すくらいの曖昧な写真が好きです。
今回撮影に使ったOLYMPUS PEN-FTは、マニュアルピントのレンズなので、甘いピントにしようと意識しなくても、こういう事態が多々あります。
たまに、バチピンであってほしかったときもピントがぼけていたりするのですが、それもまたこのカメラの良さです。
そういうところも含めて、大好きなカメラです。
OLYMPUS PEN-FTが気になる方へ
ハーフカメラでポートレートを撮ってみたいなら、OLYMPUS PEN-FTはとても楽しい選択肢です。中古で探す場合は、露出計やシャッター、レンズの状態を確認しながら選ぶのがおすすめです。
時計にピントが合ったお気に入りの一枚

例えば、こういう写真なんかは、やっぱり時計にばっちりピントを合わせたいわけです。
完璧でしょう?
こういう写真は本当に大好きです。
自己満足かもしれないけれど、めちゃくちゃよくないですか。
こんな写真を撮れて幸せ、と思ってしまいます。
光と影のコントラストもいい感じ。
色味も風合いも最高です。
そして、被写体であるはるかさんの目も良い具合。
しっかりダニエルウェリントンであることもわかる。
自分で撮っておいて自画自賛ですが、この写真はとても気に入っています。
お気に入りのポートレート

この写真も最高ですね。
本当に全部がばっちり決まった感じがあります。
カメラも、フィルムも、ピントも、被写体も、光も、影も。
とても自己満足の撮影になってしまいましたが、出来上がった写真を今回協力してくれたはるかさんに見せると、喜んでくれていたので、ぼくも大満足でした。
また次回も撮影させてもらいたいなと思える時間でした。


とても綺麗な瞳をしていたので、思わず撮った一枚。
ナチュラルで柔らかい雰囲気の人は、ぼくは大好きなんですよね。
はるかさん、今回は本当にありがとうございました。
また、時計撮影の相談をしてくれたダニエルウェリントンさんもありがとうございました。
フィルムで柔らかいポートレートを撮るなら
ハーフカメラでポートレートを撮ると、デジタルとは違う優しい雰囲気が出ます。フィルムの色味や粒子感を楽しみたい方は、カメラと一緒にフィルムもいくつか試してみると面白いです。
被写体希望の方へ
被写体になってもいいよという方がいたら、下記よりご応募ください。
こちらからご連絡をさせていただきます。
あわせて読みたい関連記事
ハーフカメラやフィルム写真が気になる方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
まとめ|ハーフカメラで撮るポートレートは優しくて愛らしい
今回は、OLYMPUS PEN-FTで撮影した、はるかさんのポートレート写真をまとめました。
ハーフカメラで撮るポートレートは、どこか柔らかくて、少し曖昧で、優しい雰囲気があります。
ピントが少し甘くても、それがかえって愛らしい。
光が柔らかく回って、フィルムの色味と重なることで、デジタルとは違う温度の写真になります。
今回の撮影で改めて感じたのは、写真はやっぱり関係性のアートだということです。
カメラやフィルムももちろん大切ですが、被写体との距離感や、その場の空気、会話、信頼感。
そういうものが写真には写るのだと思います。
ハーフカメラで撮る優しい写真。
これからも、そういう写真を大切に撮っていきたいです。
今回も最後まで読んでくれありがとうございます。
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