それはハッピーエンドなんだ

脱・フリーランス!起業した30代独身男の写真や音楽、生活や旅のおはなし

Day17 ROUTE66 ラスベガストリップ(2016.6.24)


天気:晴れ

走行距離:580km 

今日はフラッグスタッフからRoute66を走って

セリグマン、キングマン、オートマンと経由し

 

ニードルズまでむかってから

一気にラスベガスに北上するルートで走っていきます!

 

 

 

僕たちは今日もブルースモービルに乗り込みRoute66を走ります。

この看板も本当にすごいですよ。

 

シカゴからロサンゼルスまでずっとこのRoute66の看板が道をお知らせしてくれるんですもん。

この看板に頼るだけではRoute66を制覇するのは難しいですけど

地図と照らし合わせながら走っていくと州ごとに色の違う看板が僕たちの行く道を教えてくれるんです。

 

シカゴ〜ロサンゼルス間にこの看板をつけ続けていると思うと本当にすごいことですよね。

 

フラッグスタッフをでて少し走るとこんな看板が。!

 

ロサンゼルスまで458mile…。ってことは732kmですか。

もうそういうところまできてしまっているんだなぁと実感。

旅ももう終盤ってところまできています。

 

 

さて…まずはちょっとこのお話から

この看板にある、Crookton RdというのをちょとGoogle Mapでアップしてみます。

 

このピンがたっているところがCrookton Rdという旧道でして

Route66の古い道なんですけども、この下を走る大きな幹線道路が40号といって

高速道路のことです。

 

で、僕たちはもちろん旧道のRoute66を走っていくわけなので

高速道路は使わないのですが、実はこの高速道路40号ができたことによって

Route66を利用する人が激減したらしいんです。

 

まぁ当たり前っちゃ当たり前なんですけど、高速が通った方が生活がよくなるわけですからね。

 

その高速道路ができたおかげでRoute66沿いにある町はどんどんと退廃してしまった。

セリグマン・キングマンという町はどんどんと人が離れていってしまったらしいんです。

 

 

で、このままじゃいかん!と立ち上がったのがこのセリグマンという町で

理髪店を経営していたエンジェルさんというお方。

 

 

 

 

 

今じゃこうやって観光地みたいになっているけど

一時期は誰も通らなくなってしまって通過する人がいないから商売が成り立たずで

引っ越してしまう人も続出したらしいんですよ。

 

でも、理髪店経営のエンジェルさんがRoute66の素敵な路上を

観光地として盛り上げようと企画をし、いろんな方と協力をして

今のような姿に変化していったんだそうです。

 

僕たちは残念ながらエンジェルさんにはお会いすることができませんでしたが

そのご家族の方と少しお話をさせてもらいました。

息子さん?だったかな、丁寧にいろんな説明をしてくれました。

 

そこで一枚の観光地になるまでの生い立ちが書かれた紙をいただきましたが

丁寧に日本語の印刷でした。

 

日本人も多く観光客としてくるからってことなんでしょうね。素敵!

 

撮影許可をいただいたのでエンジェルさんのお店で撮らせてもらいました。

 

芸能人の方も多く来られているようで、山ピーこと山下智久さんや多部さんなども

来られていて、写真を撮られたようですね。

 

ちゃっかり僕もメモを貼り付けさせてもらいました。😋

 

そして

 

 

エンジェルさんでみんなが写真を撮るおきまりの場所(らしい)で一枚!

有名人も旅人もここで絶対一枚撮っているようですね。

すごい〜〜〜

 

・・・

 

 

今日も朝からしっかり晴れて、暑い1日でした。

30度を超えるのなんて当たり前で40度近い日が続くもんで

結構しんどかったんですけど、日本のようなジメッと感がないので

むしろ気持ちのよいときもあるんですよね。不思議。

 

こうやって、乱雑に置かれた感じ。

この寂れた感じが、似合ってるんですよね、この町に。Route66に。

 

本当にすごいことですよね。

アメリカとっても大きい国で、そこにぐわ〜〜〜って敷かれたRoute66という道。

この道を題材にいろんな小説や映画ができて、それが世界中で愛されている。

そして、みんなこの道を旅するっていうんだからさ。

マザーロードは偉大です、僕にとってみても。

 

 

あと、ちょっと話はずれてしまうんだけど

よくも悪くも、、ぼくはとても好きなんですがね

アメリカのこの車のナンバープレート!

ずーっと変わらずこのテンプレートで使われてるのかな?確か。

日本とちがってやっぱりオシャレっていうか、かっこいいですよね。

州の名前がはいって、色がついてて、かっこいい!

これがお店のひとつのインテリアデザインになっているっていうのも素敵。

 

 

 

セリグマンをあとにした僕たちは次の町、キングマンへ向かいます。!

 

 

えーっと、割とキングマンはシンプルな印象で。。笑

 

 

こんな謎なオブジェクトがありました。

うさぎ、走る。

 

 

古本屋さんなど立ち寄って、早々に町を出ました。

 

次はオートマンという町にいくよ!

 

またこんな景色を走り続け

こんなギフトショップを立ち寄ったり

 

ギフトショップのロードサインに感動したり。

 

 

もちろん寝転んでみちゃったり。

 

 

誰宛に届くねん!と突っ込みたくなるポストを横目に

 

ARIZONA Route66を走ります。

 

 

すると、山と山のあいだを切り抜いて・・切り裂いてできたような町が見えてきます。

そこがオートマン。そこがオートマンという町。

 

お出迎えがこのラバさん。

 

うんちをあちこちに撒き散らしながらよたよたと近寄ってきます。笑

 

「餌やるか?」おばさんに声をかけられると僕たちの返答はお構いなく餌をつかまされ

餌やりをやる羽目になります。笑

 

動物恐怖症の方はご注意です。!笑

とってもかわいいラバちゃんでした。

 

 

こんな掘建小屋のようなお店が道をはさんで両隣にならびます。

 

舗装もされていない道ですから、わかりますよね、ここがどれだけの場所に町として存在しているのか。

 

セリグマン、キングマン、とてもよいところだったけれど

オートマンが特別印象的でした。

 

西部劇に出てくるような町と、その背景にある山並み。

あれ?確か、西部劇やそういう映画でオートマン撮影ロケ地になってたっけな。

確かそんなような話聞いた気がします。

オートマン、とても雰囲気の良い西部劇の町。って感じ。

 

 

オートマンでは特別楽しい出会いもあり印象的なところになったのですが…

オートマンに到着し、ラバに餌をやり

一番はじめにはいったお店、レジの横にもう一つ広い空間が広がっていて

部屋があったんですね。そこに座って、なにやらDJみたいな機械をいじっているおじいさんがいたんですよ。

 

そのおじいさんのことをのぞいていたら、どうもDJの機械じゃない。

ヘッドホンをして、なにやら音楽を聞いているらしいということがわかった。

 

そしたら、向こうも気づいてくれて僕たちを呼んだ。

 

で、そのちょっとした室内にいってみると

おばあさん(奥さん?)がね、50年代のサウンドにあわせてベースを弾いているんですよ。

 

ほうほう。どういうことだこの状況?と。

 

こんな山を切り裂いたような町で…

ちいさな掘建小屋のお店で…音楽を聞くおじいさんと

ベースを弾いているおばあさん。

 

すると、おじいさん僕たちにこう言いました。

「この曲、俺が弾いてんだ!」と。

 

たまらず、僕も「僕もギター弾けるんだ!」と伝えると

 

「じゃあセッションしようぜ!」と。話は早い。

英語が苦手なもんで、その方が話が早い。

 

ってことで、ギターを借りてStand By Meを手始めに

おもいっきりうたった。

すると、おじいさんベースをアコースティックベースをもってきてね

あわせてくれたんだ。

 

言葉なんかなくても楽しめる。

 

「Great!」とおじいさん一言くれた。

 

そして、僕はStand By Meをそこそこに今度は

Sweet Home Chicagoのイントロを。

 

キーはE!ってことだけ伝えて。

もちろん、ブルースを即興でやったよ。

おじいさんと僕は言葉なんかなくたって、楽しめた。

 

これが音楽なんですよ。素敵じゃないか。

 

そして、相方も思わず「俺もやらせてくれ」ということで選手交代。

こんな空間ですよ。素敵なおじいさんでしょ。

ちゃんとマイクスタンドもあってさ、レコーディングできるんですよ。

 

こんなど田舎で、すごい!

 

まさかこのオートマンという町で

こんな出会いがあるなんて、思いもよらず。

このあと僕たちは一時間ほど一緒に50年代のバディホリーなどの曲のことで盛り上がり

一緒にうたったり、ギター弾いたり…楽しませてもらった。

 

帰り際、おじいさんと握手をしたんだ

その手のごつごつと、硬いあの感覚今でも忘れていない。

 

おばあさんが一緒に写真を撮ろうってことでみんなで撮影したんだ。

あの店に飾ってくれていたら嬉しいな。

 

オートマンのFast Fanny'sといいうお店での出来事でした。

 

このブログを書いている今でも、じんわり心があったかくなる。

嬉しかったな。すっごい。

 

 

そして、僕たちは一時間も音楽を堪能したもんだから

ちょっと時間が危ういなと気づき、17時半頃オートマンをでた。

 

すごいすごい熱くてね、とろけるようでした。(気温45度)

 

オートマンを出て、ニードルズという町にむかって

そこから一気に北上してラスベガスを目指す!ということになっているのですが

そのとき、アリゾナ州カリフォルニア州の州境に出くわすのですが

どうやら、そこがあの名作映画「イージー・ライダー」の撮影場所らしい。と。

 

 

 

この橋のようなのですが…そのときははっきりわかりませんでした。

一応撮影した、ぐらいでして。。。

この下に通っているのがコロラド川なので

イージーライダーコロラド川がでてくるあたりだよなぁっていうことはわかっていましたが。。。

 

後に帰国してこちらのホームページを拝見してはっきりわかりました。

 

イージー・ライダー Route66

 

あってた〜○!

 

 

 

そんなこんなでラスベガスへ一気に北上!こっからはRoute66をいったん抜けます。

 

 

なかなかの距離なもんで

次第に日が暮れてしまいました。

 

 

この写真の奥に見えるのがあの、ラスベガスです!

 

砂漠のあとに見える町、ラスベガス。

 

このときすでに20時頃。

 

結構へとへと、なんですけど

実際にラスベガスの町に到着したのは

21時すぎぐらい。

 

あの写真をとったとき、割と近いのかな?砂漠のオアシスとおもったけど

ぜんぜんなんですよ。笑 本当に思ったより遠いって印象!!

 

ラスベガスに到着したときにはもうこんな調子です。

 

まっくら〜

 

ニューヨークだったらもう何時!?って時間ですからね。3時間ぐらい時差があるからすでに24時ぐらいかなって時間ですからね。

 

いや〜ようやく着きましたよ、ラスベガス。

 

豪華絢爛! 豪華絢爛?笑

 

 

と、まぁこんな感じで

とにかく車、車、車!!!!!

 

大賑やかの町!!これが本当に眠らない町だなって思いました。笑

 

ラスベガスの町に到着してから宿泊ホテルまでは割とすんなりスムーズにいったんですけど

ホテルに荷物おいてから、ダウンタウン観光するために出て行ってからが結構大変でした。

 

車に乗り込んで、ダウンタウンまでいったんですけど

渋滞がひどいのとすごい人混み

 

 

一時間ぐらいラスベガスのダウンタウン付近をドライブして

車とめるパーキングを探したんですけど、なかなか見つからず止められず…。

 

結局、宿泊ホテルまで戻ってきて車をとめて

歩いてダウンタウンにいくことに。

 

 

それがまた遠くてさ、30分ぐらい歩いたんかな

夜だったから、暑いっていうのはなかったけど歩いていて結構体力も限界。

朝からずっと動いてるわけですし。

 

それで、もう時間も22時をすぎてるような状況で

食事もろくにとれてませんでした。笑

 

そのような悪条件のまま僕たちはラスベガスの町をうろうろしていたのです。

カジノを立ち寄ったり、見たり、あちこちふらふらと。

 

 

ラスベガス ベラージオの噴水ショーなどはぎりぎり見れましたが

このとき、すでにピリっとした空気が流れていました。ぼくたちのなかで。笑

 

結果的にいうとですね、このあと僕と相方ちょっとしたケンカをしまして

ラスベガスで別れました。(別れました。)笑

 

 

こんな豪華な町で、ここまで散々一緒に旅をやってきた僕たち

とうとうラスベガスでお別れです。

 

いろんなことが重なって

ゔぁーーーーーーーーーっと

 

ぐちゃぐちゃ〜〜〜っと。

 

 

僕はそのままホテルに戻ろうと

少しラスベガスの町を散策してから歩いてホテルに戻りました。

 

 

 

 

なにがそんなに余裕なかったのか、わかりませんが

とにかく僕たちはラスベガスのど真ん中でめちゃくちゃ日本語で言い合いっこをして

わかれたんですよ。笑

 

そのあと、僕はラスベガスの路地裏を歩き

浮浪者に声をかけられ、びびりながら

めちゃくちゃ怪しいスモーカーショップに立ち寄り

なくなったタバコを$8少々で買い足し、味気ないパンと水をかってホテルに戻りました。

 

あのとき、機嫌が悪いからあんなことできたけど

ラスベガスの裏道、めちゃくちゃこわかったな。

機嫌悪いからってだめだ、あんなことしちゃ。ほんとに。

 

 

今、思えばそんなことも含めて旅って感じでおもしろいんですけど

このアメリカ横断中にずっとつけていた日記にはいろいろと書かれこんでいて

自分で読み返しておもしろかったです。

 

読み返してみると、とてもどうでも良い小さなことなんですがね。

 

お互いの性格がしっかり出たような、ところでしょうかね。

少し慎重なぼくと、ぐっと踏み込んで行く相方の考え方の違い、みたいなもんです。

 

僕はホテルに戻り日記をつけ、シャワーを浴びて明日に備え休むことにしました。

 

とは、いいつつも割とすぐに相方もホテルに戻ってくるのかなって思っていて

(ケンカしていたけど、やはり知らない土地でわかれているわけなので心配をしていた)

すぐには眠らず待っていたんですけど、結局帰ってこなかったんですよね。

そのまま眠りに着きました。

 

 

この写真がラスベガスで撮影した最後の写真でした。

このときすでに相方いませんからね。

 

明日起きる出来事なんて、誰も予想してない

ラスベガスでのどたばたな夜でした。

 

 

 

僕たちの明日はどっちだ!?

 

 

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