
今年は、今までやってこなかったことをどんどん始めようと決めました。
こういうのは、思いついた瞬間の勢いが大事。迷っているうちに熱は冷めてしまうので、気になったらすぐ動くのがいちばんです。
そして、2022年の最初に始めた新しいことがネガフィルムの自家スキャンでした。
フィルムで写真を撮るのはずっと好きだったのですが、これまでは現像とデータ化をお店にお願いするのが当たり前でした。でも、自分でスキャンできるようになれば、写真の楽しみ方はもう一段深くなるんじゃないか。そんな気持ちから、中古で手に入れたのが今回の主役、EPSON GT-X820です。
この記事では、EPSON GT-X820を中古で購入した理由、GT-X830との違いの考え方、実際にネガフィルムをスキャンして感じたことをまとめていきます。これからフィルムスキャンを始めたい方、中古スキャナーが気になっている方の参考になれば嬉しいです。
ネガフィルムスキャンを始めた理由

僕はかなり飽き性で、同じことを同じテンションで続けるのがあまり得意ではありません。
それでも、ギターとカメラだけはずっと続いています。たぶん、どちらも「同じように見えて毎回違う」からなんでしょうね。ちょっとした違いが面白いし、やればやるほど奥行きが見えてくる。
ただ、それでも昨年末あたりから写真に少しだけマンネリを感じていました。撮ること自体は好きなのに、どこかで「いつもの感じ」に収まってしまう。そんな感覚があったんです。
そこで思ったのが、撮ったあとの工程も自分で触ってみたら面白いんじゃないかということでした。
現像されたネガをただ受け取るのではなく、自分でスキャンして、自分で色味や見せ方を考える。すると、写真の楽しみは「撮影」で終わらず、「仕上げ」まで一気に広がります。
そうして行きついたのが、今回のネガフィルムスキャンです。
購入機材:EPSON GT-X820

今回、ネガフィルムをスキャンするために購入した機材はこちら。
EPSON GT-X820
名前の響きがちょっと車みたいで好きです。
このスキャナーは、フラットベッドタイプのフィルム対応スキャナーとして、いまでも中古市場で人気のあるモデルです。もちろん最新機種ではありませんし、僕が購入したのも新品ではなく中古でした。
しかも、かなり実験的な意味合いが強い買い物でした。まずはできるだけ大きな予算をかけずに、自分の手でフィルムスキャンをやってみたい。そう考えたときに、GT-X820は非常にちょうどいい存在でした。
なぜEPSON GT-X820を選んだのか
中古のフィルムスキャナーを調べていく中で、僕がGT-X820を選んだ理由は大きく4つありました。
- フラットベッドタイプとして十分な性能があること
- 中古相場が比較的こなれていて手を出しやすいこと
- 実験的に始めるにはコスト感がちょうどいいこと
- パーフォレーション込みのスキャンがやりやすいこと
まず、僕の目的はプロ用途の超高精細スキャンではありませんでした。作品として完璧なアーカイブを作るというより、自分でネガを読み込んで、フィルムらしい雰囲気も含めて楽しみたいという方向です。
なので、最新の高価な機材でなくてもよかった。むしろ、まずは中古で安く始めて、スキャンという行為そのものが自分に合っているかを確かめたかったんです。
また、フラットベッドタイプを選んだのは、単純にネガの画像だけではなく、フィルムの縁やパーフォレーション、フィルム名の印字まで含めて取り込みたかったからです。
あの部分って、フィルム写真の空気感そのものなんですよね。写っている写真だけでなく、「このフィルムで撮った」という痕跡まで含めて残せるのが楽しい。
気になる方はこちらからチェックできます。
GT-X820とGT-X830、どちらを選ぶべき?
ここで悩む人が多いのが、GT-X820にするか、後継機のGT-X830にするかだと思います。
僕もかなり悩みました。正直、安心感だけで言えばGT-X830の方が魅力的でしたし、「少し新しい方がいいよなあ」という気持ちは当然ありました。
ただ、最終的にGT-X820にした理由はシンプルです。
- GT-X830の良い中古がなかなか見つからなかった
- 価格差に対して、自分の使い方ではGT-X820でも十分だと判断した
- まずは安く始めることを優先した
逆に言えば、
- できるだけ安心感を重視したい人
- 少しでも新しいモデルが欲しい人
- 長く使う前提で中古を選びたい人
なら、GT-X830を選ぶのも全然ありだと思います。
僕は今回、「壊れたらその時はその時」という割り切りも含めてGT-X820にしました。実験的に始めるなら、このぐらいの気楽さの方が合っていたんです。
注意点:中古スキャナーは、状態に個体差があります。購入時は本体だけでなく、フィルムホルダーの有無、ケーブル類、動作確認の内容をよく確認してから選ぶのがおすすめです。
GT-X830が気になる方はこちら。
実際にスキャンしてみた作例

まだこの時点では大量にスキャンしていたわけではありませんが、ざっくりと「こんな感じで取り込めるんだ」という参考にはなると思います。



こうしてみると、写真そのものだけでなく、フィルムの質感まで含めてデータ化できるのがやっぱり面白いです。
ネガをただデータにするだけなら、もっと手軽な方法はいくらでもあります。でも、こういう「フィルムらしさ」を残せるのは、自宅スキャンならではの魅力だと感じています。
普段使っているフィルムも、改めて見返したくなります。
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フィルムスキャンを始めて変わったこと

EPSON GT-X820を購入したことで、過去に撮ってきたフィルムを引っ張り出しては、また見返す時間が増えました。
しかも、ただ見るだけじゃありません。自分でネガをセットして、取り込んで、調整していく。その工程の中で、「この時期はこのフィルムばっかり使ってたな」とか、「やっぱり安いフィルム好きなんだな自分」とか、ひとりでぶつぶつ言いながら遊べるのがかなり楽しいです。
フィルムスキャンは、ただのデータ化作業じゃないんですよね。むしろ、撮影後の楽しみをもう一度作ってくれる行為に近いです。
もちろん、少しだけ画像編集の知識は必要です。でも、それも今の時代、調べればすぐ出てきますし、難しい専門技術がないと絶対にできない、というものでもありません。
だから、
- フィルム写真が好きな人
- 自分で写真を仕上げてみたい人
- 過去のネガ資産をもっと楽しみたい人
- データ化のコストを少しでも自分でコントロールしたい人
には、かなりおすすめできます。
フィルムスキャナー選びに迷っている人へ
GT-X820でも、今回のような楽しみ方は十分できます。
一方で、少しでも不安を減らしたい、より後発のモデルを選びたい、という方はGT-X830もかなり有力です。
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また、もっと手軽な簡易型スキャナーが気になる人には、こういうタイプもあります。
まとめ:ネガフィルムスキャンは、写真の楽しみをもう一段深くしてくれる
今回、EPSON GT-X820を中古で購入してネガフィルムスキャンを始めてみて、改めて感じたのは、自分でできることが増えると写真がもっと楽しくなるということでした。
お店にお願いする現像・データ化はもちろん便利ですし、今後も活用すると思います。でも、自分の手でネガを選んで、自分の手でスキャンして、どう見せるかまで考える時間は、それとはまた別の面白さがあります。
しかも、中古のGT-X820なら、そこまで大きなお金をかけずに始められるのも魅力です。最初の一歩としてはかなり良い選択だったなと思っています。
フィルム写真をすでに楽しんでいる方で、次の楽しみ方を探しているなら、ネガフィルムスキャンはかなりおすすめです。
これまで撮ってきた写真との距離感も、少し変わって見えてくるはずです。
もしスキャンだけでなく、フィルムそのものの世界も改めて深掘りしたいなら、こういう本も面白いです。
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