
香川県を車で走っていると、まるで絵に描いたようなおむすび型の山が、ぽこぽこと見えてきます。
その中でもひときわ美しい形をしているのが、通称「讃岐富士」と呼ばれる飯野山です。
今回は、うどん旅の途中で予定が少し空いたことをきっかけに、標高約422mの飯野山へ登ってきました。
- 香川を車で走ると、おむすび型の山がたくさん見える
- 飯野山は讃岐富士と呼ばれる美しい山
- 飯野山・讃岐富士の登山ルートと駐車場
- 実際に登ってみた感想|1時間ちょっとで登れるけど、ちゃんと山だった
- 山頂付近から香川の街と瀬戸内海が見える
- 山頂とおじょもの足跡。地元に愛される讃岐富士
- 飯野山には猫ちゃんがたくさんいた
- 飯野山は、眺めても登っても楽しい山だった
- まとめ|讃岐富士・飯野山は、香川旅で登ってよかったおむすび山だった
香川を車で走ると、おむすび型の山がたくさん見える

先日、四国・香川県を車で走る旅に出てきました。
四国の街を車で走っていると、街のすぐ近くに山があり、自然がとても豊かで、本当に気持ちのいい場所だなと思います。
一度でも四国を車で走ったことがある人なら、なんとなく分かってもらえる気がします。
街と山の距離が近いんです。
東京や関東圏で暮らしていると、街の中を走っていて、いきなり美しい山がぽんと現れるような感覚はあまりありません。
でも香川を走っていると、平野の中に、まるでおむすびのような山がいくつも見えてきます。
それが本当にかわいい。
そして、見ていて気持ちいい。
中でもひときわ目立つのが、飯野山です。
現地では、別名として讃岐富士とも呼ばれています。
標高は約422m。
高い山ではありません。
でも、車で走っていると、その整った山の形がかなり目を引きます。
まさに、おむすび山。
そして、讃岐富士という名前がぴったりくるくらい、富士山のように美しい形をしています。
富士山は「登るより眺めるほうが美しい山」と言われることがありますが、讃岐富士も最初はそんな印象でした。
登るというより、眺める山。
そう思っていたんです。
旅に出る前は、正直、讃岐富士に登ろうとはまったく思っていませんでした。
ただ、今回の香川旅では目的にしていたうどん屋さんが立て続けにお休みだったりして、予定がけっこう狂ってしまいました。
そこで、空いた時間に「せっかくなら登ってみるか」と思ったのが、今回の飯野山登山のきっかけです。
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飯野山は標高約422mの低山ですが、歩きやすい靴や水分、軽いザックがあると安心です。観光ついでの山歩きでも、最低限の準備はしておくのがおすすめです。
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飯野山は讃岐富士と呼ばれる美しい山

飯野山は、香川県丸亀市と坂出市にまたがる山です。
標高は約422m。
丸亀市公式サイトでは標高421.9mと案内されており、香川県観光サイトなどでは約422mの山として紹介されています。
標高だけ見ると、低山です。
ただ、低山だからといって侮れません。
見た目の美しさが、とにかく印象的です。
讃岐平野の中に、ぽんと置かれたような円錐形の山。
山の形がきれいだと、それだけで見ていて飽きません。
香川県観光サイトでは、飯野山は「新日本百名山」のひとつとして紹介されており、そのなだらかな裾野の美しさや、山頂から見える讃岐平野、瀬戸内海の景色にも触れられています。
また、丸亀市観光情報でも、新日本百名山、四国百名山に選定されている山として紹介されています。
実際に現地で見ると、納得します。
これは、地元の人に愛される山だろうなと思いました。
現地では、散歩がてら登っている方もいました。
少年たちが山の中で遊んでいたり、地元の方が日常の延長として歩いていたり。
観光地としてだけではなく、生活の中にある山という感じがとても良かったです。
ただし、みなさん意外ときちんとした装備で登っていました。
低山とはいえ、山は山です。
靴や水分、帽子、汗を拭くタオルなどは持っていったほうがいいと思います。
飯野山・讃岐富士の登山ルートと駐車場

飯野山には、いくつかの登山ルートがあります。
丸亀市観光情報によると、主要な登山道は以下の3つです。
- 飯野町ルート:丸亀市野外活動センターから螺旋状に続くルート
- 飯山町ルート:石段を直登するルート
- 西又道:坂出側から登るルート
飯野山はおむすび型の山なので、ぐるっと周回するように登っていくルートもあります。
一方で、直登に近いルートもあり、こちらは距離が短い分、傾斜がきつく感じる場面もあります。
僕は行きに直登寄りのルートを選びました。
現地のお母さんに「どのルートがいいですかね」と聞いたところ、「あなたの足ならこっちがいいよ」と勧めてもらったのが、そのルートでした。
これが、なかなかしっかり登る道でした。
低山ではありますが、直登ルートはそれなりに疲れます。
途中、倒木のような場所や、思いがけないところに木が出ている場所もありました。
僕は2度ほど頭を強打しそうになりました。
というか、軽くぶつけた気がします。
低山だからと油断せず、足元だけでなく、頭上にも気をつけたほうがいいです。
駐車場については、香川県観光サイトで飯山町登山口20台、飯野町登山口70台と案内されています。
また、YAMAPの飯野山・西側コースでは、飯野町登山口周辺に約30台駐車可能な駐車場やトイレ情報も掲載されています。
駐車場はありますが、時期や時間帯によって混雑する可能性もあるため、事前に最新情報を確認してから行くのがおすすめです。
飯野山・讃岐富士 登山メモ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 山名 | 飯野山 |
| 別名 | 讃岐富士 |
| 標高 | 約422m |
| 主なルート | 飯野町ルート、飯山町ルート、西又道など |
| 登山時間の目安 | 初心者・家族連れは片道約1時間を見込むと安心 |
| 駐車場 | 飯野町登山口、飯山町登山口などにあり |
| 注意点 | 低山でも靴・水分・暑さ対策は必要。倒木や頭上の枝にも注意 |
▼YAMAPルート
飯野山(讃岐富士) / トッシーさんの飯野山の活動データ | YAMAP / ヤマップ
▼Googleマップ
🧢 低山でも帽子・水分・タオルは必須
飯野山は気軽に登れる山ですが、香川の晴れた日はかなり暑く感じることもあります。帽子や水筒、汗拭きタオルを用意しておくと安心です。
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実際に登ってみた感想|1時間ちょっとで登れるけど、ちゃんと山だった

実際に飯野山を歩いてみると、思っていた以上にちゃんと山でした。
標高約422mと聞くと、かなり気軽な山に感じます。
もちろん、北アルプスや奥多摩、丹沢のような山と比べれば、体力的な負荷はそこまで大きくありません。
でも、直登に近いルートを歩くと、しっかり息が上がります。

僕はわりとスピーディーに歩いて、1時間ちょっとで登ることができました。
ただ、ゆっくり歩けばそれなりに時間はかかると思います。
丸亀市公式サイトでも、初心者や家族連れは1時間ほどを予定して、休憩しながら登るのがおすすめと案内されています。
僕も、初めて登る方や、普段あまり山を歩かない方は、余裕を持ったスケジュールで行くのがいいと思います。
今回歩いて感じたのは、飯野山は「観光ついでに登れる山」ではあるけれど、「何も準備せずに行っていい山」ではないということです。
靴は歩きやすいものがいいです。
水分も必要です。
夏場や日差しが強い時期なら、帽子もあったほうが安心です。
ルートによって距離や傾斜も変わります。

1kmくらい違ってくるルートもあるようなので、自分の体力やその日の予定に合わせて、事前に下調べしてから登るのがおすすめです。
ただ、きちんと準備して行けば、とても楽しい山です。
低山ながら、自然の中を歩く時間がちゃんとあります。
うどん旅の合間に身体を動かすには、かなり良い山でした。
山頂付近から香川の街と瀬戸内海が見える

飯野山に登って良かったことは、まず自然の中を歩けたことです。
でも、それ以上に印象的だったのは、山頂付近や登りの途中から見える景色でした。
香川県の街全体が見下ろせます。

そして、瀬戸内海も見えます。
これが本当に良かったです。
山に登って、海が見える。
この組み合わせは、やっぱり気持ちいいです。
僕は普段、関東圏の山や、長野・山梨方面の山に登ることがあります。
それらの山ももちろん素晴らしいです。
でも、海を見渡せる山というのは、意外とそんなに多くありません。
今回、飯野山から瀬戸内海を眺めたとき、少し千葉の鋸山を思い出しました。
鋸山に登って、太平洋を眺めるような感覚。
山の上から海を見ると、視界が一気に開けます。
それまで森の中を歩いていた身体が、急に遠くまで連れていかれるような感じがします。
飯野山は、標高だけで見れば高い山ではありません。
でも、讃岐平野の中にぽんと立っている山だからこそ、景色の抜けがいいのだと思います。
山と海を両方楽しめる。
これが、飯野山の大きな魅力だと感じました。
山頂とおじょもの足跡。地元に愛される讃岐富士

飯野山の山頂には、地元に根付いた山らしい雰囲気があります。
丸亀市観光情報によると、山頂には薬師堂や昭和天皇歌碑、新日本百名山の記念碑、そして展望台付近には「おじょもの足跡」とされる巨大な岩があると紹介されています。

この「おじょも」というのは、讃岐富士を造ったとされる大男の伝説です。
香川県観光サイトでも、飯野山には“おじょも”によってつくられたという伝説があり、山頂には“おじょもの足跡”とされる巨大な岩が残っていると紹介されています。

こういう土地の伝説がある山は、歩いていて楽しいです。
ただ登るだけではなく、その土地でどう見られてきたのかが少し分かる気がします。
飯野山は、観光の山でもあり、地元の人の日常の山でもあり、伝説の残る山でもあります。

現地の方からは、「飯野山は富士山よりも歴史の長い山なんだよ」というようなお話も伺いました。
その場では詳しい由来までは分からなかったのですが、あとで調べてみると、地質学的にはかなり古い山であることが分かりました。
讃岐平野の小さな円錐形の山々は、瀬戸内火山岩類に属し、今から約1,400万〜1,100万年前の火山活動の産物とされています。
一方で、現在の富士山はもっと新しい時代に形づくられた山とされているため、地質学的な歴史という意味では、讃岐富士のほうがずっと古いと言えそうです。
見た目は小さな富士山のようで、でも地質の歴史としてはとても古い。
そういう情報を少し頭に入れて登ると、低山ながらもかなり面白く感じられます。
飯野山には猫ちゃんがたくさんいた

飯野山で印象に残ったことが、もうひとつあります。
猫ちゃんです。
飯野山には、地域猫のような猫ちゃんたちがたくさんいました。
登山道や山の周辺で、何匹も猫を見かけました。
しかも、かなり人懐っこい。
呼ぶと近くに来てくれる猫ちゃんもいました。
現地の方も、猫ちゃんを撫でたり、かわいがったりしていて、山の中に猫がいる風景が自然に馴染んでいました。
看板には、餌をあげてはいけないというような案内もありました。
一方で、現地の方がこっそり餌をあげながら見守っているようにも見えました。
ただ、登山者としては、現地のルールや看板に従うのが大事です。
かわいいからといって、勝手に餌をあげるのは控えたほうがいいと思います。
でも、猫ちゃんたちが本当にかわいかったのは間違いありません。
山に登って、瀬戸内海を見て、讃岐平野を眺めて、猫ちゃんにも出会う。
飯野山、思っていた以上に情報量の多い山でした。
猫好きの方なら、きっとかなり楽しいと思います。
ただし、猫ちゃんを見かけても、無理に触ろうとしたり、追いかけたりせず、距離感を守って楽しみましょう。

飯野山は、眺めても登っても楽しい山だった
最初、僕は飯野山を眺める山だと思っていました。
富士山と同じように、形が美しい山は登るよりも眺めるほうがいいのではないか。
そう思っていたんです。
でも、実際に登ってみると、飯野山は登っても楽しい山でした。
もちろん、外から見るおむすび型の姿は美しいです。
車で走っているときに、ぽんと視界に入ってくる讃岐富士の姿は、かなり印象的です。
でも、その山の中に入って歩いてみると、また別の良さがあります。
木々の中を歩く時間。
直登ルートで少し息が上がる感じ。
途中で見える香川の街並み。
瀬戸内海の青。
山頂の空気。
地域猫ちゃんたち。
低山ながら、しっかり楽しめる山でした。
せっかく香川に来て、山が好きなのであれば、眺めるだけでなく一度歩いてみるのはかなりおすすめです。
1時間ちょっとの山歩きで、香川の景色がぐっと立体的に感じられます。
うどんを食べるだけの旅も楽しいです。
でも、途中で山に登ると、その土地の見え方が変わります。
香川は、うどんだけではなく、山も海も楽しめる場所でした。
📷 山歩きと旅の記録にあると便利なもの
飯野山は景色も猫ちゃんもかわいく、写真を撮りたくなる場面が多い山でした。スマホでも十分ですが、小さなカメラや軽いサコッシュがあると旅の記録がしやすくなります。
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今回も最後まで読んでくれありがとうございます。
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