
村上春樹さんの小説『ノルウェイの森』にも登場する、新宿の老舗ジャズ喫茶・ジャズバー「DUG(ダグ)」。
以前にもこのブログで新宿DUGについて紹介したことがありますが、なんとそのDUGが、2026年6月27日をもって閉店してしまうという知らせが流れてきました。
新宿の地下に長くあり続けた、あの薄暗くて、音が深くて、時間の流れが少しだけ変わるようなお店。
その場所がなくなってしまう。
そう思うと、どうにも居ても立ってもいられず、今年の誕生日に新宿DUGへ行ってきました。
この記事では、新宿の老舗ジャズ喫茶・ジャズバーDUGの閉店情報、実際に行ってきた当日の様子、混雑状況、アクセス、そしてお店への思いをまとめていきます。
新宿で老舗ジャズ喫茶やジャズバーを探している方、村上春樹『ノルウェイの森』に登場したお店に行ってみたい方、DUGが閉店する前に訪れておきたい方の参考になれば嬉しいです。
- 新宿DUGとは|新宿で長く愛されてきた老舗ジャズ喫茶・ジャズバー
- 2026年6月27日、新宿DUGが閉店へ
- 誕生日に新宿DUGへ行ってきました
- 『ノルウェイの森』にちなんで、まずはウォッカトニックを
- 祝日の日中でも店内は多くのお客さんで賑わっていました
- 新宿DUGで飲むお酒と、流れるジャズ
- 村上春樹『ノルウェイの森』から知った場所
- 65年という時間が積み重なった場所
- ホームメイドのお菓子を食べられなかったのが少し残念
- 新宿DUGの混雑状況|閉店前は早めの訪問がおすすめ
- 新宿DUGの店舗情報・アクセス
- 新宿DUGに行くなら、あわせて楽しみたいもの
- 新宿の老舗ジャズ喫茶がなくなるということ
- まとめ|閉店前に、もう一度DUGへ
新宿DUGとは|新宿で長く愛されてきた老舗ジャズ喫茶・ジャズバー

新宿DUGは、新宿三丁目エリアにある老舗のジャズ喫茶・ジャズバーです。
地下へ降りていく階段、薄暗い店内、壁に並ぶジャズ関連の写真やポスター、そして店内に流れるジャズ。
まさに「新宿の老舗ジャズ喫茶」と聞いて、多くの人が思い浮かべるような空気をそのまま持っているお店です。
僕が最初に新宿DUGを知ったきっかけは、村上春樹さんの小説『ノルウェイの森』でした。
小説の中に出てきたジャズバー、ジャズ喫茶という存在。
それだけでも十分に惹かれるものがあったのですが、実際に足を運んでみると、単に「小説に出てきた場所」というだけでは終わらない魅力がありました。
そこには、長い時間をかけて積み重なった空気がありました。
ジャズが好きな人も、村上春樹さんの作品が好きな人も、新宿という街が好きな人も、それぞれの入り口からDUGへたどり着いているのだと思います。
以前、こちらのブログでも新宿DUGについて紹介しています。
2026年6月27日、新宿DUGが閉店へ

2026年4月1日、新宿DUGの公式アカウントから、突然の閉店告知が投稿されました。
4月1日という日付もあって、投稿を見た多くの方が「エイプリルフールではないのか」と感じたようです。
僕も最初に見たとき、正直、何かの冗談であってほしいと思いました。
けれど、当然ながらそんなことはなく、実際にDUGは閉店してしまうとのこと。
閉店日は2026年6月27日。
公式の投稿には、日本語と英語で閉店のお知らせが書かれていました。
その投稿の最後には、「To be continued…」という言葉もありました。
その一文を見て、「またどこかでDUGが続くのではないか」「新しい場所で再開するのではないか」と期待する声も多く見かけました。
ただ、現時点ではその詳細はわかりません。
ひとまず、2026年6月27日をもって、今ある新宿DUGという場所は幕を下ろすということです。
65年という長い歴史。
新宿の街に根を張り、多くの人が足を運び、コーヒーを飲み、お酒を飲み、ジャズを聴き、会話をして、ひとりで静かに時間を過ごしてきた場所。
その場所がなくなるというのは、やっぱりとても寂しいです。
公式の閉店告知はこちらです。
誕生日に新宿DUGへ行ってきました

閉店の知らせを見て、どうしても早いうちに行っておきたいと思いました。
閉店日が近づけば近づくほど、おそらくお店は多くのファンで賑わうはずです。
それなら、まだ少しでも落ち着いて入れるうちに行っておきたい。
そんな気持ちもあり、誕生日の日に新宿DUGへ行くことにしました。
僕にとって新宿DUGは、村上春樹さんの『ノルウェイの森』から知ったお店ではあります。
でも、今となっては小説の中の場所というよりも、実際に自分が何度か足を運んで、お酒を飲み、コーヒーを飲み、サンドを食べた場所という感覚の方が強くなっています。
小説の中で出会った場所が、現実の自分の記憶にも混ざっていく。
それはとても不思議で、少し嬉しいことでもあります。
『ノルウェイの森』にちなんで、まずはウォッカトニックを

今回、DUGでは作品にちなんでウォッカトニックをいただきました。
『ノルウェイの森』に出てくる場所としてDUGを知った僕としては、ただお酒を飲むというよりも、少しだけ作品の世界に触れるような気持ちがありました。
小説を読んで知った場所で、その作品にちなんだお酒を飲む。
こういう楽しみ方は、ちょっとした聖地巡礼のようでもあり、同時に自分の記憶を重ねる行為でもあると思います。
グラスを持ちながら、店内の暗さや、音の響きや、壁の雰囲気を眺めていると、ここが長く新宿で続いてきたお店なのだと改めて感じます。
その後は、ジントニックもいただきました。
ウォッカトニックからジントニックへ。
新宿の昼下がりに、地下のジャズバーでお酒をゆっくり飲む時間は、少し贅沢でした。
誕生日にこういう場所で過ごせたことは、とても良い記憶になりました。
祝日の日中でも店内は多くのお客さんで賑わっていました

今回、僕たちが新宿DUGに伺ったのは祝日の日中でした。
お昼過ぎに到着したこともあり、少しの待ち時間で入店することができました。
ただ、店内はすでに多くのお客さんで賑わっていました。
日本人のお客さんもいれば、海外から来られている方もいる。
さすが、新宿の老舗ジャズ喫茶・ジャズバーとして、国内外から愛されているお店だなと感じました。
僕たちは2時間ほどお酒をたしなませていただき、ゆっくりと時間を過ごしました。
そしてお店を出る頃、大体16時ごろだったと思います。
その頃には、外階段に長蛇の列ができていました。
階段に多くのお客さんが並んでいて、改めてDUGというお店の人気と、閉店を惜しむ人の多さを実感しました。
6月27日まではまだ日にちがあります。
ただ、閉店日が近づけば近づくほど、もっと多くのファンが足を運ぶはずです。
もし「閉店前に一度行っておきたい」と思っている方は、できるだけ早いうちに行っておくのがいいと思います。
新宿DUGで飲むお酒と、流れるジャズ

新宿DUGでは、お酒やコーヒー、フードを楽しみながらジャズを聴くことができます。
地下にある少し暗い空間で、グラスを傾けながらジャズを聴く。
それだけで、新宿の喧騒から少しだけ切り離されたような気持ちになります。
新宿という街は、いつも忙しい。
人が多くて、ネオンがあって、声があって、看板があって、あらゆるものが過剰に流れてくる街です。
その新宿の中にあって、DUGはまったく違う時間を持っているように感じます。
お店の中では、会話を楽しんでいる人もいれば、ひとりで静かに過ごしている人もいる。
誰かと行ってもいいし、ひとりで行ってもいい。
お酒を飲んでもいいし、コーヒーを飲んでもいい。
そういう懐の深さがあるお店だと思います。
村上春樹『ノルウェイの森』から知った場所

僕が新宿DUGを知ったきっかけは、村上春樹さんの『ノルウェイの森』でした。
小説に出てくるジャズバー、ジャズ喫茶というものに、当時からなんとなく惹かれるものがありました。
村上春樹さんの小説には、音楽や喫茶店やバーの空気がとても自然に出てきます。
それらは単なる背景ではなく、登場人物の気分や、その時代の空気、どうしようもない孤独のようなものとつながっているように感じます。
だから、新宿DUGという名前を知ったとき、いつか行ってみたいと思いました。
実際に足を運んでみると、小説の中で想像していた空気とはまた違う、現実のお店としての魅力がありました。
それは、村上春樹さんの小説を読んだからこそ知った場所ではあるけれど、今では小説以上に、この場所そのものの歴史や空気に惹かれています。
新宿DUGは、作品の聖地というだけではなく、新宿の街で長く生きてきたお店です。
その歴史に触れるために、足を運ぶ価値がある場所だと思います。
65年という時間が積み重なった場所

新宿DUGは、65年という長い時間を新宿で過ごしてきたお店です。
65年という時間は、想像するだけでも途方もない長さです。
その間に、新宿の街も大きく変わったはずです。
建物も変わり、人の流れも変わり、音楽の聴き方も変わり、喫茶店やバーのあり方も変わったと思います。
レコードからCDへ、CDから配信へ。
本を持って喫茶店へ行く時代から、スマートフォンを見ながら過ごす時代へ。
それでもDUGは、新宿の地下でジャズを鳴らし続けてきました。
長い歴史を持つお店には、単なる内装やメニューだけでは説明できない魅力があります。
その場所を訪れた人たちの記憶が、少しずつ積もっている。
そういう場所がなくなってしまうのは、やはり寂しいものです。
ビルの解体に伴って幕を下ろすということなので、仕方のないことではあるのかもしれません。
それでも、やっぱり寂しい。
「ずっとある」と思っていた場所が、ずっとあるわけではない。
そのことを、改めて感じました。
ホームメイドのお菓子を食べられなかったのが少し残念

今回、少し残念だったことがあります。
以前DUGに伺った際、お会計の時にスタッフの方から「よかったら次回はこちらもどうぞ」という形で、ちょっとしたお菓子をいただけると聞いたことがありました。
たしか、その時のスタッフさんの話では、マスターの奥様が手作りでホームメイドされたお菓子を提供しているとのことでした。
お会計の時に初めて知って、それから「いつか食べたいな」と思っていました。
けれど、今回お店に伺ったときには、すでにそのホームメイドのお菓子は提供していないとのことでした。
これは少し残念でした。
やっぱり、興味があるもの、気になったものは、その時に味わっておくべきなんだなと思いました。
食べたいものもそうだし、会いたい人もそう。
行きたい場所もそう。
また今度でいいか、と思っているうちに、その「今度」が来ないことがある。
お店の閉店という知らせを聞いて、改めてそのことを強く思いました。
新宿DUGの混雑状況|閉店前は早めの訪問がおすすめ

今回、僕たちはお昼過ぎに伺ったため、少しの待ち時間で入店することができました。
ただ、お店を出る16時ごろには、外階段に長い列ができていました。
閉店の発表後ということもあり、今後はさらに混雑する可能性が高いと思います。
特に土日祝日や夕方以降は、多くのお客さんが訪れるのではないでしょうか。
新宿DUGは国内外にファンがいるお店です。
日本人だけではなく、海外から訪れる方も多い印象でした。
閉店日が近づくほど、「最後にもう一度行きたい」という方が増えるはずです。
そのため、閉店前に行きたい方は、できるだけ早い時期、そして可能であれば混雑しにくい時間帯を狙うのが良いと思います。
もちろん、お店の営業状況や営業時間は変更になる可能性もあるため、訪問前には公式アカウントや最新情報を確認しておくのがおすすめです。
新宿DUGの店舗情報・アクセス

以下、新宿DUGへ行く際の店舗情報をまとめておきます。
営業時間や営業日は変更になる場合があるため、訪問前には公式アカウントや最新情報を必ず確認してください。
店舗名:DUG
ジャンル:ジャズ喫茶・ジャズバー・カフェバー
住所:〒160-0022 東京都新宿区新宿3丁目15−12
営業時間:12:00〜23:30
閉店予定日:2026年6月27日
備考:ビル解体に伴い閉店予定
ジャズ喫茶&バー「DUG」へのアクセス
新宿DUGに行くなら、あわせて楽しみたいもの
新宿DUGに行くなら、村上春樹さんの『ノルウェイの森』を読み返してから行くのもいいと思います。
小説を読んでから行くと、ただのお店としてではなく、物語と現実が少しだけ重なるような感覚があります。
また、ジャズ喫茶やジャズバーに行く前に、少しだけジャズを聴いておくのもおすすめです。
難しい知識はなくていいと思います。
ただ、ビル・エヴァンス、マイルス・デイヴィス、ジョン・コルトレーン、チェット・ベイカーあたりを聴いておくと、店内で流れる音楽もより楽しめるかもしれません。
新宿の老舗ジャズ喫茶がなくなるということ
新宿DUGの閉店を知ったとき、単に「好きなお店がなくなる」というだけではない寂しさがありました。
新宿という街に、長く存在してきた文化の一部が消えてしまうような感覚です。
もちろん、お店にはそれぞれ事情があります。
建物の問題、時代の変化、街の変化。
それらは避けられないことでもあります。
でも、歴史の長いお店が幕を下ろすというのは、やっぱり寂しいものです。
若い人から年配の方まで、そして海外の方まで、さまざまな人に愛されてきた場所。
そういうお店が新宿にあり続けたこと自体が、すごいことだと思います。
お店の公式投稿の最後にあった「To be continued…」という言葉。
それがどのような意味を持つのかは、まだわかりません。
けれど、もしどこかでまた新しいDUGとして生まれ変わるのであれば、これほど嬉しいことはありません。
今あるDUGはなくなってしまうとしても、その歴史や記憶が、また別の形で続いていくことを期待しています。
まとめ|閉店前に、もう一度DUGへ

今回は、村上春樹さんの『ノルウェイの森』にも登場した新宿の老舗ジャズ喫茶・ジャズバーDUGへ、誕生日に行ってきた話を書きました。
DUGは2026年6月27日をもって閉店予定です。
65年という長い歴史を持つお店が幕を下ろすというのは、本当に寂しいことです。
ただ、閉店してしまう前に、こうしてもう一度足を運ぶことができてよかったと思っています。
作品にちなんでウォッカトニックを飲み、その後にジントニックを飲みながら、DUGの空気をゆっくり味わう。
お酒を飲みながら、ジャズを聴きながら、店内の空気を感じながら、やっぱり良いお店だなと思いました。
そして同時に、気になるものは気になったときに触れておくべきだなとも思いました。
食べたいものは食べる。
行きたい場所には行く。
会いたい人には会う。
いつか、と思っているうちに、そのいつかは来ないことがあります。
新宿DUGに行ってみたいと思っている方は、ぜひ閉店前に足を運んでみてください。
きっと、ただのジャズ喫茶・ジャズバーではなく、新宿という街の時間に触れられる場所だと思います。
また機会があれば、6月27日までの間にもう一度、DUGへ足を運びたいです。
そして、どこかでまたDUGが新たなDUGとして続いていくことを、心から期待しています。
今回も最後まで読んでくれありがとうございます。
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