
2026年2月8日、関東は雪。
こういう日は、無理に外へ出ずに、部屋をあたためて本を読むのがいちばんだと思っています。
最近は、又吉直樹さんの本を続けて読んでいます。たまたま本屋で見つけた最新作『生きとるわ』をハードカバーで購入し、その流れで文庫『人間』も手に取りました。
まだ発売されて間もない作品については、いわゆる“レビュー”という形は避けつつ、今の自分の読書の気分として、記録しておきます。
- 雪の日に、又吉直樹さんの文章へ戻る
- 今回読んだ2冊|『生きとるわ』と『人間』
- 『生きとるわ』をハードカバーで買った理由
- 又吉作品は“本棚に残る”タイプの本
- 普段の読書|ビート文学や海外文学と行ったり来たり
- 『生きとるわ』を読み終えて、『人間』へ
- 雪の日は、本を読む日にする
- まとめ|最近の読書は又吉直樹さんの本を読んでいます
雪の日に、又吉直樹さんの文章へ戻る

2026年2月8日、関東は雪。
外の音が少しだけ吸い込まれて、街が静かになる日。こういう日は、部屋をあたためて、コーヒーでも淹れて、ひたすら本を読むのがいちばんだと思っています。
最近の自分は、又吉直樹さんの本を読んでいます。
たまたま本屋で見つけた最新作『生きとるわ』を購入して、勢いのまま読み切ってしまい、もう少し文章の余韻に浸りたくて、文庫の『人間』も手に取りました。
又吉さんの文章は、派手に引っ張るというより、気づいたら自分の内側の少し柔らかいところに触れてくる感じがあります。
雪の日に読むには、かなり相性が良い。
今回読んだ2冊|『生きとるわ』と『人間』
今回読んでいるのは、又吉直樹さんの『生きとるわ』と『人間』です。
『生きとるわ』はハードカバーで購入し、『人間』は文庫で購入しました。
本を買うときって、タイミングが大事だと思っています。「あとで読もう」と思っているうちに、そのときの熱が少しずつ冷めてしまうことがある。
だから今回は、気になったタイミングでそのまま買いました。
今回読んだ又吉直樹さんの本を探す
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『生きとるわ』をハードカバーで買った理由

ふだん、ハードカバーはあまり買いません。
かさばるし、持ち歩きもしづらい。文庫になるまで待つことも多いです。
ただ今回は、又吉さんの最新作ということもあって、文庫化を待っていたら自分の中で熱が冷めてしまいそうだった。
「今、読みたい」の気持ちが勝って、珍しくハードカバーで購入しました。
結果、買ってよかったです。
発売から間もないので、内容の核心に触れるようなレビューは避けますが、“読ませる文章の温度”みたいなものがあって、ページをめくるスピードが自分でも早かった。
読んでいると、自分の中にある説明しにくい感情の輪郭を、少しだけ言葉にしてもらっているような感じがありました。
こういう読書体験は、たまにしかありません。
又吉作品は“本棚に残る”タイプの本
思い返してみると、又吉さんの作品は意外と読んでいます。
読んだ本は、強い影響を受けたもの以外はメルカリで手放すことも多いのですが、又吉作品は何冊か自宅の本棚に残っています。
特別大ファンというわけではないのに、気づいたら追ってしまう。
その理由はたぶん、文章が“自分の内側”に触れてくるからなんだと思います。
お笑い芸人としての又吉さんを知っているからこそ、文章とのギャップに驚くというより、むしろ「ああ、こういうことをずっと見ている人なんだな」と腑に落ちる瞬間があります。
派手な言葉で押してくるのではなく、静かにこちらの記憶や痛みに触れてくる。
だから、読み終わってもすぐには手放せない。
本棚に残しておきたくなるのだと思います。
普段の読書|ビート文学や海外文学と行ったり来たり

ふだんはビート・ジェネレーションや、海外文学を読むことが多いです。
たとえばブコウスキーの詩集をポケットに入れて持ち歩いて、日記のようにぱらぱら読む。
ケルアックの『オン・ザ・ロード』や、バロウズの『裸のランチ』も好きです。
ただ、翻訳はどうしても「どこまで原文の空気が保たれているんだろう」と思う瞬間があります。
もちろん翻訳文学には翻訳文学の魅力があるし、自分では辿り着けない世界に連れて行ってくれる強さがあります。
でもその一方で、日本語で書かれた文章が、何の変換もなく身体に入ってくる感覚もやっぱり好きです。
その点、又吉さんの文章は母国語の強さがあるから、すっと入ってくる。
年齢が近いこともあって、呼吸が合う感じがします。
あわせて読みたい海外文学
ブコウスキー、ケルアック、バロウズなど、海外文学・ビート文学を探したい方はこちら。
『生きとるわ』を読み終えて、『人間』へ

『生きとるわ』は3日ほどで読み終えてしまいました。
もう少し文章に浸っていたいと思って、文庫で『人間』を購入。
こちらはまだ読み切っていませんが、序盤からかなりヒリヒリしています。
心がザクザク痛いのに、読んでいると妙に気持ちがいい場面もある。
たぶん、登場人物が“戦っている”場面があるからだと思います。
人間関係、自意識、才能、劣等感、表現することへの苦しさ。
そういうものが混ざり合って、読みながら少し苦しくなる。でも、その苦しさが読書として嫌じゃない。
むしろ、「こういう感情を小説として読めるのはありがたいな」と思いました。
雪の日は、本を読む日にする
雪の日は、外に出るのも面倒だし、予定も少しゆっくりになります。
でも、そういう日だからこそ、読書には向いている。
窓の外が白くなって、部屋の中が少しだけ特別な場所になる。コーヒーを淹れて、本を開く。それだけで、かなり良い休日になります。
又吉さんの本は、そういう静かな日に読むと、より深く入ってくる気がします。
大きな事件が起きるとか、派手に感情を揺さぶるというより、日常の奥にある説明しにくい感情を、少しずつ掘り起こしてくれる。
だから、雪の日に読む本としてちょうどよかった。
まとめ|最近の読書は又吉直樹さんの本を読んでいます
- ✅ 雪の日に又吉直樹さんの本を読む時間がとても良かった
- ✅ 『生きとるわ』は、今読みたい気持ちを優先してハードカバーで購入して正解だった
- ✅ 『人間』は序盤からヒリヒリして、痛いのにページをめくってしまう
- ✅ 翻訳文学が多い普段の読書の中で、又吉さんの日本語はすっと入ってくる
- ✅ 雪の日は、外に出ないで本を読む。それでいい
『生きとるわ』を読んで、『人間』へ進む。
この流れは、今の自分の読書の気分にとても合っていました。
本は、読み終わってすぐに何かを変えてくれるわけではないけれど、あとからじわじわ効いてくることがあります。
又吉さんの本は、たぶんそういうタイプの本です。
雪の日に、部屋で読む。
それだけで、少しだけ心の位置が整った気がしました。
今回紹介した本をまとめて探す
読書は、気になったタイミングで手に取るのがいちばんです。
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今回も最後まで読んでくれありがとうございます。
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