
今月の8月1日から、北アルプス縦走旅と名付けた旅をしていました。
ただ、予定より数日早く帰宅しました。
初めての山、初めての縦走。
実際に北アルプスを歩いてみて、事前に準備していたつもりでも「これは甘かったな」と感じたことがたくさんありました。
特に強く感じたのは、山では装備の有無がそのまま安全性や快適さに直結するということです。
今回は、山初心者の僕が実際に北アルプス縦走を経験して、絶対に持って行った方が良いと感じた装備3選についてまとめていきます。
これから登山を始めたい方、北アルプス縦走に挑戦したい方、テント泊登山を考えている方の参考になれば嬉しいです。
- 山初心者が絶対に持っていくべき装備3選
- 1. トレッキングポール|必要度100%
- 2. グローブ|必要度80%
- 3. 余裕のあるハイドレーション・水筒類|必要度120%
- 安全で楽しい登山・縦走を続けるために
- まとめ:家に帰るまでが冒険
山初心者が絶対に持っていくべき装備3選

今月の8月1日から、僕は友人と二人で初めて北アルプスの山々を縦走する旅に出ていました。
予定していた縦走プランを大幅に変更したことで、数日早く帰宅することになったのですが、今回の本格的な登山・縦走を通じて、本当にたくさんの学びがありました。
その中でも、特に強く感じたのが装備の重要性です。
僕がどのぐらい山初心者かというと、2015年に富士山を友人と登ったことがある程度です。
その他の山は、まるっきり登ったことがありませんでした。
そんな状態で、初めての本格的な登山として北アルプス縦走に挑戦したわけです。
自分なりに調べたり、勉強をして装備を揃えました。
しかし、今振り返ると、日々の生活やテント泊のことを中心に情報収集していて、実際に山に登ることそのものに対する勉強が非常に甘かったと反省しています。
登山は、平地の旅行とはまったく違います。
移動するだけでも体力を使いますし、天候の変化、気温差、水の確保、膝や足への負担など、考えるべきことが一気に増えます。
だからこそ、初心者ほど装備に頼るべきだと感じました。
今回紹介するのは、僕が実際に北アルプス縦走で「これは絶対に必要だった」と感じた3つです。
- トレッキングポール
- グローブ
- 余裕のあるハイドレーション・水筒類
どれも、あれば便利というより、初心者にとっては安全に山を歩くための重要装備だと感じました。
1. トレッキングポール|必要度100%

まず、山初心者に絶対おすすめしたい装備がトレッキングポールです。
これは本当に必要度100%です。
はじめての縦走をするにあたって、僕たちは北アルプス表銀座コースを絡めたルートに挑戦しました。
具体的には、燕岳 → 大天井岳 → 常念岳 → 蝶ヶ岳という順で歩く予定でした。
しかし、初縦走で早くも膝を痛めてしまいました。
初日から、僕と友人は山中に転がっていた写真にもあるような木を杖代わりにして、燕岳を登っていきました。
でも、これが本当に大変でした。
まず、木が重い。
そして、当然ながら登山用に作られているわけではないので、長さも重さもバランスも不安定です。
それに加えて、燕岳は北アルプスにおいて急登として知られている山です。
登り始めから急な登りが続き、初心者にはかなりしんどい道のりでした。
膝を痛めた原因
膝を痛めてしまった原因をあとで考えてみると、いくつか思い当たることがあります。
- 他の登山客に迷惑にならないようにと、自分のペースで歩けていなかったこと
- 初日・二日目に、自分の体力を把握できていないまま無理な歩き方をしたこと
- 下りで膝に負担がかかる歩き方をしてしまったこと
- 登山に慣れていない状態で、重い荷物を背負って長時間歩いたこと
特に、後ろに人がいるときの下りの歩き方や、団体の方が歩いているときの登りのペース配分が難しかったです。
初心者なので、どうしても周りに合わせようとしてしまいます。
でも、山では自分のペースを守ることが本当に大事です。
無理にペースを上げたり、焦って下ったりすると、膝や足に大きな負担がかかります。
実際に、蝶ヶ岳から上高地へ下山するときには、左膝をかなり強く痛めていて、下るのも一苦労という状態になってしまいました。
その後、松本市内に下山してからすぐに病院へ行き、写真を撮ってもらいました。
幸い骨に異常はなく、少し安静にして過ごすようにと言われ、痛み止めと湿布をもらって静養することになりました。
トレッキングポールを使ってから変わったこと
それから数日休み、再度縦走をするにあたって、トレッキングポールを購入して挑むことにしました。
結果として、トレッキングポールのおかげで、日々の登山から下山までかなり快調に進めることができました。
登りでは身体を押し上げる補助になります。
下りでは膝への負担を分散してくれます。
足だけでなく、腕や上半身も使って進む感覚になるので、初心者ほど恩恵が大きいと思います。
山は足だけで登るものだと思っていましたが、実際には全身で登るものだと感じました。
足腰に自信がある方でも、普段平地を歩くことに慣れている我々は、山での歩き方に慣れていません。
どんなに頭で勉強していても、実際にうまく歩くにはコツが必要です。
だからこそ、初心者は道具に頼っていいと思います。
むしろ、安全に楽しむためには積極的に頼るべきです。
僕が購入したトレッキングポールは、Black Diamondのトレイルです。
値は張りますが、実際に山で足を痛めて歩けなくなり、山を純粋に楽しめなくなるよりは、ここにお金をしっかり使ってもよいと思います。
安いトレッキングポールもさまざまあります。
ただ、体重をある程度かけるものになるので、信頼度の高い装備を購入することを強くおすすめします。
実際に、木の棒で登っているときに友人に起きたのですが、その木が折れてしまって使い物にならなくなりました。
木が折れたらその辺に置いていくこともできますが、トレッキングポールが折れてしまったら、当然その辺に捨てることはできません。
無駄な荷物にもなってしまいます。
だからこそ、信頼度の高いメーカーで、品質の良い装備を選ぶべきだと感じました。
2. グローブ|必要度80%

次に必要だと感じたのがグローブです。
必要度は80%。
結果からいうと、僕は今回の縦走旅で登山用のグローブを買っていませんでした。
ただ、四国一周旅をした際に使っていたサイクリング用のグローブを一応持って行きました。
しかし、はじめの縦走で破れてしまったので、下山後に捨ててしまいました。
その後、少し静養した後に、今度は秘湯・高天原温泉を目指しつつ、秘境・雲ノ平をゆく縦走を始めました。
その時には、絶対にグローブが必要だなという気持ちになっていました。
真夏でも山の朝夕は寒い
グローブが必要だと感じた理由は、大きく3つあります。
- 真夏の8月でも朝夕は寒く、テント設置などをする際にグローブがあると良い
- 登山中、岩場を通る際に岩が冷たく、指先や手がかじかむことがある
- 急な雨風で長時間素手でいると、それだけで手がかなり冷たくなる
夏山というと、暑いイメージがあります。
実際、日中に登っていると暑い時間帯もあります。
しかし、標高が上がると朝夕はかなり冷えます。
テントを張るとき、撤収するとき、朝方に行動を始めるとき、素手だとかなり寒く感じる場面がありました。
また、雨や風が加わると一気に体温が奪われます。
特に雲ノ平をゆく縦走では、余裕を持って5泊6日の縦走路を予定していたのですが、そのうち3日間は暴風雨でした。
毎日、雨風に晒され、それでも前に進むという選択をし続けたわけですが、その間ずっと手が冷たかったです。
友人に関して言えば、低体温症になるんじゃないかと思うほど寒かったとのことでした。
僕は割と寒さに耐性がある方だと過去の旅から感じています。
それでも、かなり寒かったので、グローブはあった方がよいと感じました。
グローブは場面ごとに使い分けたい
岩場を越えていくには、素手の方が良いという話も聞きます。
確かに、岩の感触を直接つかみたい場面もあると思います。
そのため、場面によっては素手の方が良いこともあるのでしょう。
ただ、温度調整のためのグローブは重要です。
防寒用、雨天用、行動用など、状況に応じて必要なグローブを準備しておくべきだと感じました。
特に初心者は、晴れている前提だけで装備を考えない方がいいです。
山では天候が崩れることがあります。
そして、天候が崩れたときに「持っていればよかった」と感じる装備が、グローブでした。
3. 余裕のあるハイドレーション・水筒類|必要度120%

最後に、必要度120%だと感じたのが余裕のあるハイドレーション・水筒類です。
これは本当に大事です。
実際に、僕が常念岳から蝶ヶ岳に移動する際に起きた問題なのですが、水問題でかなり危ない状況になりました。
僕と友人は二人で山登りをしていたのですが、些細なすれ違いや情報共有漏れなどによって、僕は水の補給をするタイミングを逃してしまいました。
その結果、常念岳から蝶ヶ岳に向かう際に、脱水症状のような状況になってしまったことがあります。
そのほかにも、食事をきちんと取っていなかったこと、初めての縦走でしっかり眠れていなかったこと、天候が悪かったことなど、複合的な要因が重なりました。
歩くことすら辛い状況になってしまい、本当に危なかったです。
水がないのは命に関わる

途中ですれ違った高齢の登山者の方に、今の状況を説明すると、水を分けてくださることになりました。
本当にお恥ずかしながら、こんなことになるなんて、と強く反省しました。
水場の確認を怠ることさえなければ、こんなことにはならなかったはずです。
完全に100%自分の過ちでした。
水を譲ってくださった方はタケイさんという方でした。
「水がないのは命に関わるからね」と、すぐに1Lほどの水をくださいました。
蝶ヶ岳ヒュッテという、水が補給できる小屋まであと1時間ほどというところにいたのですが、本当に喉がカラカラで倒れそうな状況でした。
いただいた水を大切に飲みながら、なんとか蝶ヶ岳ヒュッテまで歩き、辿り着くことができました。
この経験から、この後の縦走では水に関してしっかりチェックし、余裕を持った状況を作るようになりました。
水は「持てる量」ではなく「足りる量」で考える
ちなみに、僕が持って行ったハイドレーション・水筒類の装備は、ハイドレーションとプラティパスでした。
ただ、特にプラティパスに関しては1Lでは足りないと感じました。
友人はプラティパス2Lを持っていましたが、断然そちらの方が良いです。
大は小を兼ねる。
この言葉を、この時ほど実感したことはありません。
もちろん、水を持ちすぎると荷物は重くなります。
しかし、水が足りない状況になる方が圧倒的に危険です。
特に初心者は、自分がどのくらい水を飲むのか、どのくらいのペースで消費するのか、まだ把握できていません。
だからこそ、水はギリギリではなく、余裕を持って考えるべきです。
水場の位置、小屋の営業状況、天候、行動時間、自分の体調。
それらを踏まえて、必ず余裕を持った水分計画を立てるべきだと強く思いました。
安全で楽しい登山・縦走を続けるために

安全で楽しい登山・縦走を続けるために、本当に本当の初心者の僕が、実際に初めて縦走を体験して「絶対に持っていくべきだ」と感じた装備を3選としてまとめてみました。
今回紹介したのは、以下の3つです。
- トレッキングポール
- グローブ
- 余裕のあるハイドレーション・水筒類
どれも、実際に山を歩いたからこそ必要性を痛感したものです。
これから山登り、縦走に挑戦してみようという方の参考になれば嬉しく思います。
そのほかにも、細かいアイテムで「これがあったら便利だな」と感じたものや、逆に「これは要らなかったな」というものもありました。
そのあたりも、また別の記事で紹介していこうと思います。
また、今回の登山・縦走ではNikon F3のフィルムカメラを持って行きました。
撮影したネガは早速現像に出しています。
こちらのブログでも一部紹介していこうかなと考えておりますので、よかったら見ていってくれたら嬉しく思います。
まとめ:家に帰るまでが冒険
今回は、初めて本格的な登山・縦走にチャレンジしてみて、たくさんの出会いと学びがありました。
すごく興奮した一ヶ月でした。
同時に、危ない場面もありました。
膝を痛めたこと。
水が足りなくなったこと。
暴風雨の中で寒さを感じたこと。
どれも、自分の準備不足や経験不足を痛感する出来事でした。
でも、それでも山にハマってしまいました。
また山に登ろうと思っています。
今回の体験をもとに、どんどんレベルアップしていけたらいいなと思っています。
家に帰るまでが冒険。
これからも安全に、楽しく、山登りをしていきたいと思います。
出来上がる写真も楽しみです。
今回も最後まで読んでくれありがとうございます。
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