はてなブログの企画でおもしろそうなのがあったので参加です。
はてなインターネット文学賞「わたしとインターネット」
これを読んでふと思い出したことがあります。
わたしとインターネット
今でこそ、ぼくはデザインの好きな90年代の車に乗り
太陽の日差しが強いときはサングラスなんかをかけて
お気に入りのハーフパンツに、自分でデザインしたTシャツを着て
出かけたりする。
家に帰れば、エアコンをつけて
涼みながらホットコーヒーだって作ったりしちゃう。
ぼくももう32歳になって、まだまだ全然未熟だけれど
なんとなくやりたいこともやってきたし、これからもやっていくつもりだし
一応、誰かに何も言われることなく
自分一人の空間を安定的に保つことができるようになりました。
そんで、こんなブログを書いたりしちゃっているわけなんですが
はてなブログの、今回のテーマである
「わたしとインターネット」
この文章を見て、ふと思い出したことがありました。
物心がついていたから、4歳ぐらいだったと思います。
うちの父親は不動産会社を経営しており
1Fがオフィス、2Fが応接間と居住空間があるような
建物に住んでる時期がありました。
うちは離婚をしていたので、主にお母さんと一緒に暮らしていたんですが
週末や土日になると父親のところに遊びにいく、というような
生活をしていました。
そんなこともあり、父の暮らしている環境に強く憧れを抱きました。
大きな会社ではなかったけれど、美人な事務員さんがいて
「社長〜」とよばれて仕事をしていたり
元旦になれば、社員の方数名からお年玉をもらったり。
そんなことが数年続いたある日、ぼくが小学校にあがったぐらいのときだったか
父親のオフィスにずらっと大きな画面のパソコンが何台もならんでいました。
オフィスのデスクにならんだでっかいモニターと、パソコン。
マウスがとりつけられている場面が本当に昨日のように思い出します。
あのとき、はじめて触ったパソコンがWindows 98でした。
電源ボタンをつけると、パソコンから「カリカリ」「ジジジ」と音がして
パソコンが起動します。
灰色のボディにWindows 98のマークのついたシール
なんとなくみんなが想像する 古いパソコン のイメージそのままのパソコンでした。
ぼくとインターネットのはじまりは、その父親の住まい兼事務所で
はじめて触ったWindows 98でした。
インターネットも、ものすごく遅くて
今みたいな快適にいろいろ調べたり、何かができるってものじゃなかったし
なんてったって、動作が重い重い。もっさりもっさり。
そのパソコンで何をやったかはあんまり覚えてないけど
調べ物をしたり、情報をみたり
Yahoo!Japanはもうあったんだよな、確か。
それから時が経ち、事務所のパソコンはWindows 2000になり
XPになり...
もちろんそんなこんなでぼくも年齢を重ねていきます。
週末、父親の家にいくという生活は続いており
その目的は、ほとんどパソコンを触るのが目的になっていました。
パソコンから得られる情報は、刺激的で
当時、(これはちょっと恥ずかしいことなんだけど)
掲示板にハマっていました。
2chみたいなものではなくて、芸能人やアーティストのゴシップをネタにした
掲示板があったんです。
そこで、好きな芸能人の有る事無い事、噂話をみたりしては
刺激的な情報に胸を躍らせていたことを記憶しています。(笑)
とにかく、そんなこともありパソコンのなんとなく使い方や
タイピングもできるようになり、中学生になる頃には
ほとんどブラインドタッチができるほどになっていました。
今、思えばこうやってブログを書いたり
それこそパソコンを使って写真編集したり、
ギターをパソコンに繋いで音を録音したり
今でこそ、本当に普通にやっているけど
はじまりは、父親の事務所にあったWindows 98がはじまりなんですよね。
あの時、パソコンというものに触れていたから
今の時代にもなんの問題もなくスムーズにのれていたし
なんなら、当時でいえばだいぶ先を行く少年でした。
今なんかは、割とGoogleとかで気になることがあれば
ささっと調べて、答えまで一直線じゃないですか。
昔は、そんなこともなかったんですよね。
ネット使うにしても一苦労。
設定も今なんかwi-fi拾って、パス入力して
はい接続完了!てなもんで簡単ですよね。
なんか、昔はそんなことなかったんだよなー。
とか、このブログを書きながら思っています。
新しいものに興味をもって触って
コロコロ転がした、マウスのボール。
あそこから全てははじまってたんだなぁ。
はてなブログのタイトルをみて、ふとそんなことを思い出しました。
インターネットで本当に広い世界を見せてもらった気がします。
父親に感謝です。