最近もっぱらContax T2ばかりぶら下げて
あちこち散策をしては写真を撮っています。
速写ケースもいよいよボロボロになってきました。
夏の前の静けさ
夏の前の、ちょっと静かな街が好き
それは別になんてことない平日の昼間、カメラを持ってぶらぶらしてるから
街が静かに聞こえてるだけなのかもしれないけど。
夏前はちょっと街全体が静かになるように感じます
それは、どんよりとした空で重苦しい感じが
街全体を覆っていて膜をはったような感じを受けるからでしょうか
いずれにしても、平日朝10時台は
どっちにしたって都心じゃない限りどこの街も静かなです。
散歩するおばちゃんや、ゲートボールをするおじちゃんがいて
挨拶なんかしちゃって、とってもいい感じなんですよ。
例えば毎日通勤みたいなサイクルをしていると
朝と夕・夜の街しか見ないわけで
自分が住んでいる街はいろんな顔をしているって
こんな風に歩いていると気付かされるんですよね。
たまに学校をサボって近くの自動販売機まで買いに歩くとときの感じ
僕はずっとあの、少しだけ悪いことをしているような
あんまり多くの人に見られてはいけないような
少しソワソワする毎日を送っています。
梅雨の合間の涼しい夜
梅雨の合間、夕方に少し雨がふったせいで
路上が濡れている
そのまま気温が落ちたこともあって
乾くことがないまま色づいたコンクリートの上を歩く
久しぶりに会う彼女に、写真を撮らせてほしいと言うと
照れながらも、恐縮をしながらも応えてくれた。
夏がこれからやってくるっていうのに
羽織りものをはおって外に出る、この梅雨の合間の少し涼しい夜っていうのが
僕は大好きだ。
梅雨が続く、ジメジメとした毎日の中で
たまにこう不快感もなく涼しい夜がある
たいてい、そんな夜は布団にはいるのが気持ち良かったりして
よく眠れたりする。
朝になればまた静かに雨が降っていて、電車に乗れば
ジトっとした汗がじんわりと出てくる
気持ちのよくないジメジメ感がやってきて
そんな日々があけると、パリッと開けた夏が来る。
あの、梅雨の合間の涼しい夜が
これから夏が来るんだ、ということを感じさせてくれて
寝ても覚めても暑い夏を想起させてくれる
写真集が出来ました
2019年、インドをニューデリーからアーグラを経由して
バラナシはガンジスまでの列車旅を一冊の写真集にしました。
ニューデリーからアーグラ、アーグラからバラナシで
合計20時間ほど列車に乗ってましたかね、寝台列車は真っ暗で
最高の人生経験でした。
自分の席をとってても平気でそこら中に人がいるんだもんな
僕の席、僕のベッドなんてありゃしない
見知らぬ男が横で寝てるんだから。
でも、それも最高だった。
僕にとってのファーストインドを
書籍としてのファースト写真集として作りました。
自費出版なので、生産数はもちろん限定です。
もし興味をもってくださる方がいらしたら手に取ってくださったら
嬉しいです。
デジタルデータではなくて、きちんとモノとして作りたかったんです。
僕は本が好きで、子供の頃からよく本を読んでました。
本は何度も何度も見返していくと汚れてきて
折り目がついたり、ほこりがかぶったり
色がくすんだりしていきます。
それでも大好きだった本はずっと本棚にしまってて
読みたい時に読んでは、またしまっての繰り返しでした。
僕にとってのそれは、姉の本棚に入っていた
トムソーヤの冒険でした、懐かしいなぁ。
今回、表紙から中身まで紙にもこだわりました。
経年変化していく、紙も含めて楽しんでもらえたら嬉しいです。
初のインド写真集、HAZE（ヘイズ）よろしくお願いします。
今週のお題「一気読みした漫画」
