それはハッピーエンドなんだ

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【Kindle】Blowin' In The Wind: 風に吹かれて【リリース】


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以前からコソコソ制作していた写真集を

年末にKindleにてリリースすることが出来ましたので

こちらの紹介させてください。2021年も風に吹かれていきましょう。

 

 

 

Blowin' In The Wind: 風に吹かれて

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Blowin' In The Wind: 風に吹かれて

 

今回、Amazon Kindleよりリリースしましたこちらの

 

『Blowin' In The Wind: 風に吹かれて』は2020年9/15〜10/15に巡った

 

四国八十八ヶ所霊場巡り(逆打ち)の写真たちをまとめた写真集となっております。

 

 

Blowin' In The Wind: 風に吹かれて

 

 

www.happyendnanda.com

 

 

 

 

自転車 × 写真

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空のフィルムケース

 

今回の写真集は全て、フィルムカメラで撮影した写真となっております。

 

使用したカメラはコンパクトフィルムカメラとハーフカメラの二つの構成となっており

 

自転車旅ならではの、限られた装備による撮影となったため

 

かなりラフで荒い写真たちとなっています。

 

写真で走っているときに「!!」となったものにレンズをむけているのですが

 

かなり急斜面でとまってみたり、下り坂の途中でとまったり、引き返したり...

 

そんなことをしながらの撮り走っていました。

 

その写真の撮影する背景なんかも想像してもらいながら読み取っていくと面白いかなぁと思います。

 

 

 

 

走行距離 1900km

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この四国八十八ヶ所霊場巡り(逆打ち)はだいたい1400kmほどの走行距離でした。

 

それとなんだかんだウロウロしたり、岡山いったり、和歌山いったり、大阪経由して京都いったりで

 

なんだかんだで+500kmというところで走行距離は合計で1900kmほど走ったことになります。

 

写真集に収録されているのは、四国お遍路の写真はもちろん

 

和歌山県は高野山奥の院でのカット、京都では東寺まできちんと行ったので

 

京都での1カットもいれてあります。

 

なかなか過酷で大変な1900km旅でしたが、案外やれてしまうものですね。

 

 

 

制作後記(タイトルについて)

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初日の夜

 

今回の1900km旅は過酷なものではあったんですが

 

写真を見返してみると「案外やれちゃったなぁ」という感覚があって

 

「やればできるよ!」なんて言いたくなりそうなもんなんですけど

 

それは絶対に嘘で「やれちゃった」というより「やりきってやった」という方が近いです。

 

いつものクセで「やったら出来ちゃうもんですよ」みたいにかっこつけたくもなるんですけど

 

いや、やっぱりかなりきつかったです。

 

友人はロードバイク、ぼくはクロスバイクで巡ったのですが

 

ロードとクロスの差異はそんなにないって思っていたんですが

 

走ってみたら差が結構あって、それはマシン的なもののほかにも肉体的なものの差も大きいと思うんですが

 

その二つが重なって、結構友人と併走しての走行はほとんどしてなかったんですよね。

 

友人の方がスイスイ山でもいっちゃうもんで、ぼくは後ろからノソノソと走っていました。

 

旅の初日なんかは「もう無理だ、ついていけない、きつい、やめたい」そんなことばっかり

 

頭の中には浮かんでいて、「なんでカメラもってこんな旅にでてきたんだろう」まで思うばかりでした。(笑)

 

一週間ぐらい走ってから、自分の頭のなかで旅への考え方、自転車での走り方、友人との距離のとりかた(自転車の)なんかがまとまってきて

 

中盤〜後半は気持ちよく走れたんですけど、序盤は本当に苦しかった。

 

これ、友達にも言われたんですけど「トシは先に走っていっちゃうから」と何度か言われたんですけど

 

やっぱりそれって、後ろをノソノソ走ってる本人からすると「申し訳ない気持ち」ってどうしても生まれるもんなんですよね。

 

で、ウサギとカメじゃないですけど友人とすれ違うことがあっても

 

カメ(ぼく)がのんびりしてたらだめだろう!っていう気持ちになるもんでね

 

友人が休憩してるときも、ノソノソと走り続けていたんですよ。

 

それが結果として、友人と併走しない原因にもなったんですけど

 

でも、やっぱりこの旅を通じて結局人は一人なんで

 

どんなに辛くても解決していくのは自分自身なんだよねってことを改めて学んだ旅でもありました。

 

本当に、登り坂きっついんですよ。

 

友人がスイスイ行っちゃうでしょ、でぼくも急いでいきたいんですよ

 

でも、全然追いつかない。そうすると無理をするようになるんですね。

 

精神的にも、肉体的にも。

 

で、夜お風呂はいって眠るじゃないですか、テントで。

 

からだがいってるんですよ「これはお前のペースじゃないぞ」って。

 

そうすると、こころもからだも結構やられちゃって。

 

だから、初めの一週間は本当に地獄のような毎日でした。

 

いろいろ切り分けをしないといけなかったり、自分のこころとからだと相談しながら

 

それでいて、友達との距離感(自転車の)もなるべく違和感のないもので保っていきたい

 

また、友人との距離感(人としての)も保ちたい。とか、そのあたり

 

ものすごくこの旅で学びました。

 

でもね、やっぱり今回も感じたんですけどね

 

こういうことを共有できる友人はやっぱり大切だなと思います。

 

ぼくは、誰とでもそうなんですけどどこまでもお互いが笑って気持ちよくいられる関係なんてないって

 

どっかで思っているんです。なんかそういうのはインチキだなって思ったりするんです。

 

だから、ちょっと擦れたぐらいがすごくいいなぁって思うんですね。

 

ただ、擦れてそのままバイバイしちゃう関係性なら悲しいお話で終わっちゃうんですけど

 

今回の旅を一緒にしてくれた友人はそういう関係性じゃないんでね。

 

彼はどう思ったかわかりませんが、ぼくはとても良い旅だったなって思っているんです。

 

むしろ、そういう人間のどろっとした部分もわかった上で付き合っていきたいです

 

そういう人間らしいところを漂わせながら付き合っていきたいです。

 

 

そんで、今回の写真集のタイトルにもしました「Blowin' In The Wind: 風に吹かれて」というのは

 

その友人とぼくの付き合い方がそんな感じなので

 

こう命名しました。

 

ぼくたちは、風に吹かれるように自由に気ままにやっていきます

 

どこまでも走って行けるし、どこまでもそんな風にやっていける。

 

お互いを締め付け合わない関係をこれからも続けていきたいという想いからこのタイトルにしました。

 

 

追伸(心意気)

 

www.youtube.com

 

もちろんぼくの大好きなBob Dylanのうたう

 

「Blowin' In The Wind」からも引っ張ってきているけどね。

 

ぼくたちは、いや、少なくともぼくは

 

風に吹かれて生きていきますよ、これからもずっと。

 

これは、ぼくの幼少期に定められた運命みたいなものだと思っているので

 

定められた道を外したり、乗っかりながら生きている

 

心意気みたいなもんです。

 

 

是非、よかったらKindleにて購入して

 

四国の風を感じてください。

 

宜しくお願いします。

 

 

Blowin' In The Wind: 風に吹かれて

 

 

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