「写真やりましょう」と声をかけてから一年
確か、あれはぼくのお父さんが亡くなるとかその前後のことだったような。
あれから時間は経ったけど、こうして写真ができました。
意外に多い共通点
ファーストカットはとっても大事なので必ず載せてるんだけど
これがぼくとみゆさんのファーストカット
自然体で、柔らかい感じでぼくの写真とマッチしている感じがすごいあって
一緒に浅草の街を練り歩きながら話していると
以外に共通点が多いことがだんだんとわかってきた。
彼女をはじめて見かけたときは、どこかもの寂しげな印象があってね
そこにとても魅力を感じました、
目は口ほどに〜ってやつ。
でも、そうはいっても写真ですから
モデルさんの演出で、"十分そんなことはできてしまう"わけです。
でも彼女の"それ"は演出というものではなく
彼女の内側から溢れ出るものなんじゃないかな、
ぼくはそう感じました。
ぼくは普段あんまりこういうポージングってさせないんですけどね
今回は彼女の活動のなかで使う写真としても使いたい、ということなので
少し手のやり場など一緒に考えながら撮影をしていたんだけど
シャッターを切るたびに感じる彼女の「レンズに入り込む感じ」が
びんびんに伝わってきて、すごくテンポよく撮れました。
今日の太陽のひかりのやわらかさと、彼女の内面
また表情の作りがばっちりあっていて今日の撮影では"良い写真が撮れた実感"というものがありました。
今回は、ぼくの作品というよりかは
"彼女を撮る"というイメージだったので
そこの点ではばっちりだったなぁ。
テンポよく撮れちゃうものだから
結構いいリズムでシャッターをきっていたので
みゆさんも疲れちゃったかなぁってあとで反省しました。
テンションがあがりすぎるっていうのも、よくないもんです。
一部、フィルムでも撮影させてもらったので
現像が楽しみです。
次回は完全にぼくの写真に彼女をいれこんで
ぼくらしい写真をたくさん撮らせてもらおうかなーって考えています。
みゆさんの印象では人のいない海で撮りたいなぁって思っていたので
次回は海ロケーションでフォトセッションの予定です。
梅の花が咲く頃、彼女とフォトセッションをした
彼女がぬめぬめと喋って、滑舌がこぼれ落ちるから
ぼくは何度も彼女の言葉を聞き逃さないように
彼女の発する言葉に注視していた。
あの、不思議な間やテンポは"みゆさんらしさ"というもので
ぼくにはとっても新鮮で楽しかった。
彼女のいろんな側面を知っていくことで
もっと新たな発見がありそうなので
今後の写真も楽しみにしていきたいなと思っている。
この世界はさ、本当は幸せだらけなんだよ。